ビジネスメール PR

ビジネスメール接続詞の使い方|伝わる文章のコツとは

[Business email] Conjunctions
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスメールを作成するとき、文章の流れがぎこちなくなったり、意図が伝わりにくくなったりした経験はないだろうか。適切な接続詞を使えば、メールの読みやすさが向上し、相手にスムーズに意図を伝えることができる。しかし、実際にはどの表現を選ぶべきか迷う場面も多い。

例えば、話が変わるときにどのような接続詞を使うべきか、またを2回続けて使うのは問題ないのか、またやそしてをどう使い分けるのか、など悩みは尽きない。さらに、あとを言い換えたり、それとを別の表現にしたりすることで、より自然なビジネスメールに仕上げることができる。

しかし、これらの接続詞を間違えて使うと、文章が不自然になったり、くどい印象を与えたりすることもある。適切な使い方を知らなければ、メールの内容が分かりにくくなり、相手に誤解を与える可能性すらある。

そこで本記事では、ビジネスで使える接続詞の一覧を紹介しながら、実際のメールで活用できる表現を解説する。さらに、またを加えて自然に使う方法や、言い換えが可能なフレーズまで詳しく説明するので、ぜひ最後まで読んでほしい。

  • ビジネスメール接続詞の基本的な役割
  • 適切な接続詞の使い分けと具体的な例文
  • ビジネスシーンで使える言い換え表現
  • 伝わりやすい文章を作るためのコツ

ビジネスメール|接続詞の基本と一覧

Business email Basics and list of conjunctions
  • 接続詞の一覧
  • 接続詞の一覧【よく使う表現】
  • 接続詞一覧|ビジネスで使えるフレーズ集
  • 「また」「そして」 ビジネスメールでの適切な使い方
  • 「また」を2回使うのはNG?
  • 「また」を加えての自然な表現

接続詞の一覧

ビジネスメールでは、文章の流れを自然にし、相手に明確に意図を伝えるために適切な接続詞を使うことが重要です。特に、フォーマルな場面では、カジュアルな表現を避け、適切な言葉を選ぶ必要があります。ここでは、ビジネスメールで頻繁に使われる接続詞をカテゴリごとに紹介します。

追加・補足を示す接続詞

  • また
  • さらに
  • 加えて
  • 併せて

原因・理由を示す接続詞

  • なぜなら
  • そのため
  • したがって
  • というのも

転換・話題変更の接続詞

  • さて
  • ところで
  • では
  • それでは

対比・逆接の接続詞

  • しかし
  • 一方で
  • ところが
  • それにもかかわらず

結論・結果を示す接続詞

  • つまり
  • したがって
  • このように
  • 要するに

例示を示す接続詞

  • 例えば
  • 具体的には
  • たとえば
  • 一例を挙げると

強調を示す接続詞

  • 特に
  • とりわけ
  • 何よりも
  • 強いて言えば

これらの接続詞を適切に使い分けることで、相手に伝わりやすく、スムーズなメールのやり取りが可能になります。

接続詞の一覧【よく使う表現】

ビジネスメールでは、特に頻繁に使われる接続詞があります。ここでは、シーン別に「よく使う接続詞」とその使い方を紹介します。

依頼・お願いの際によく使う接続詞

依頼をする際には、相手に負担をかけないよう配慮した表現が求められます。

また、お手数をおかけしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。

確認・報告の際によく使う接続詞

確認事項を伝える場合、シンプルでわかりやすい表現が好まれます。

なお、本件につきましては、下記の通りご報告いたします。

変更・修正の際によく使う接続詞

予定の変更や修正を伝える際は、できるだけスムーズに受け入れてもらえるよう配慮が必要です。

ところで、日程に関しまして変更がございますので、お知らせいたします。

締めくくり・結論の際によく使う接続詞

ビジネスメールの最後を締めくくる際には、明確な表現を心がけましょう。

以上の理由により、貴社のご理解とご協力をお願い申し上げます。

これらの接続詞を適切に使うことで、ビジネスメールの印象がより良くなります。

接続詞一覧|ビジネスで使えるフレーズ集

ビジネスメールでは、シチュエーションごとに適切な接続詞を選ぶことが重要です。以下に、実際のビジネスシーンでよく使われる接続詞を、フレーズとともに紹介します。

相手に何かをお願いする際のフレーズ

  • また、お忙しいところ恐縮ですが、ご対応をお願いいたします。
  • さらに、必要事項がございましたら、お知らせください。

説明・補足をする際のフレーズ

  • そのため、本件に関して追加の情報をご提供いたします。
  • なお、詳細については別途資料を添付しておりますので、ご確認ください。

比較・対比をする際のフレーズ

  • 一方で、他の選択肢についても検討いたします。
  • しかし、現時点ではこちらの方法が最適と考えます。

結論を述べる際のフレーズ

  • つまり、このプランで進めるのが最善と考えております。
  • したがって、来週の会議で最終確認をお願いいたします。

これらのフレーズを活用することで、より洗練されたビジネスメールを作成することができます。

「また」「そして」 ビジネスメールでの適切な使い方

ビジネスメールでは、「また」や「そして」といった接続詞を適切に使うことで、文章が読みやすくなります。しかし、これらの言葉を無闇に使いすぎると、くどく感じられたり、意味が不明瞭になったりすることも。そこで、「また」と「そして」の正しい使い方を具体的に見ていきましょう。

「また」の基本的な役割

「また」は、主に以下のような意味を持ちます。

  • 前述の内容に情報を追加する(例:さらに、加えて)
  • 並列的に情報をつなぐ(例:同様に)

例えば、次のように使います。

新商品の仕様についてご案内いたします。また、販売開始日は来月の予定です。

「そして」の基本的な役割

一方、「そして」は、時間的・論理的な順序を表す際に用います。

  • 話の流れを順序立てる(例:その後)
  • 前述の内容に続く重要な事項を強調する(例:その上で)

例文を見てみましょう。

プレゼン資料をご確認ください。そして、内容についてご意見をいただければ幸いです。

「また」と「そして」の使い分け

両者の違いをまとめると、以下のようになります。

  • 「また」:情報の追加・並列(関係が対等)
  • 「そして」:順序・強調(前後関係がある)

適切に使い分けることで、文章の流れがスムーズになり、相手にわかりやすく伝わるようになります。

「また」を2回使うのはNG?

ビジネスメールの中で「また」を連続して使うと、くどく感じられることがあります。とはいえ、適切に使用すれば問題ありません。ここでは、「また」を連続使用する際の注意点と、改善方法について解説します。

「また」を繰り返し使うことで生じる問題

同じ接続詞を短い文章内で繰り返し使うと、以下のような問題が起こることがあります。

  • 文章が単調になり、読み手に飽きられる
  • 伝えたい情報が整理されず、理解しづらくなる
  • ビジネス文書としての洗練さが欠ける

例えば、次のような文章は、やや不自然です。

本件の詳細についてご報告いたします。また、新しい施策についてもご案内いたします。また、次回の打ち合わせ日程についてご確認ください。

「また」の連続使用を避ける方法

「また」を連続して使わず、より洗練された文章にするには、以下のような表現を使うのが効果的です。

  • 「加えて」「さらに」「併せて」を活用
  • 接続詞を使わず、文末を工夫する
  • 文を分け、箇条書きを活用する

修正例を見てみましょう。

本件の詳細についてご報告いたします。加えて、新しい施策についてもご案内いたします。なお、次回の打ち合わせ日程につきましても、ご確認をお願いいたします。

このように、言葉を置き換えるだけで、文章がスッキリと読みやすくなります。

「また」を加えての自然な表現

「また」を使うことで、文章の流れをスムーズにすることができますが、不自然にならないよう注意が必要です。ここでは、「また」を使った自然な表現例を紹介します。

適切な場面での「また」の活用

「また」を適切に使うことで、読み手にストレスを与えずに情報を伝えられます。

本件について、ご不明点がございましたらご連絡ください。また、ご意見があればお聞かせいただければ幸いです。

「また」を使わずに言い換える方法

「また」を過剰に使用すると、不自然になるため、以下の表現を活用しましょう。

  • 加えて
  • さらに
  • 併せて
  • そのうえ

たとえば、次のように言い換えることができます。

本件について、ご不明点がございましたらご連絡ください。加えて、ご意見があればお聞かせいただければ幸いです。

まとめ

「また」は便利な接続詞ですが、使いすぎると単調になるため、適度に別の表現を取り入れるのがポイントです。適切に活用し、読みやすく伝わりやすいビジネスメールを作成しましょう。

【ビジネスメール】接続詞の適切な使い方と言い換え

[Business email] Appropriate usage and paraphrasing of conjunctions
  • 話が変わるときの接続詞
  • 「接続し」と「また」の言い換え
  • 「あと」言い換え|ビジネスメールでの適切な表現
  • 「それと」の言い換え
  • 「また」の言い換え表現
  • ビジネスメール接続詞まとめ

話が変わるときの接続詞

ビジネスメールでは、話の流れをスムーズに切り替えることが重要です。しかし、話題を変える際に唐突な印象を与えてしまうと、相手に違和感を与えてしまいます。ここでは、話が変わるときに使える適切な接続詞を紹介します。

話題を変える際に使える接続詞

以下のような接続詞を使うことで、自然に話題を切り替えることができます。

  • 「さて」:本題に移るとき
  • 「ところで」:関連の薄い話題へ移るとき
  • 「それでは」:話題を締めくくり、次へ進むとき
  • 「一方で」:対比する話題に移るとき

例えば、次のように使うことができます。

本件については以上となります。さて、次回の会議日程についてご案内いたします。

唐突な話題変更を避けるコツ

話題を変える際には、前後の文脈が自然に繋がるように工夫しましょう。例えば、いきなり「ところで」と始めるのではなく、一度前の話を締めるフレーズを入れるとスムーズになります。

お伝えした内容をご確認いただければ幸いです。ところで、次回の打ち合わせについてですが、日程の調整をお願いしたいと考えております。

「接続し」と「また」の言い換え

ビジネスメールでは、「接続し」や「また」といった言葉を頻繁に使いますが、適切な言い換え表現を知っておくことで、文章のバリエーションを増やし、読みやすくすることができます。

「接続し」の言い換え表現

「接続し」はやや硬い印象があるため、ビジネスメールでは以下のような表現が適しています。

  • 「併せて」:情報を追加する際
  • 「加えて」:強調したいとき
  • 「さらに」:追加情報を述べるとき

例文を見てみましょう。

本件についての詳細をお送りいたします。加えて、新しい提案もご確認いただけますと幸いです。

「また」の言い換え表現

「また」を繰り返し使いすぎると、文章が単調になりやすいです。以下の表現を活用しましょう。

  • 「それに」:話を付け足す際
  • 「そのうえ」:重要度を強調
  • 「加えて」:論理的に補足

新商品の仕様をご確認ください。そのうえで、必要な修正点があればお知らせください。

「あと」言い換え|ビジネスメールでの適切な表現

「あと」という言葉は日常的に使われますが、ビジネスメールではカジュアルすぎる印象を与えるため、適切な言い換えが必要です。ここでは、フォーマルな表現を紹介します。

「あと」の言い換え例

  • 「さらに」:追加事項を述べるとき
  • 「加えて」:別のポイントを付け加えるとき
  • 「そのほか」:他の情報を補足するとき

例文を見てみましょう。

ご依頼いただいた資料をお送りします。加えて、参考資料も添付いたしますので、ご確認ください。

「あと」のビジネスメールにおける適切な使い方

「あと」をそのまま使うのは避け、適切な表現に言い換えることで、ビジネスメールの質を向上させることができます。特に、クライアントや上司へのメールではフォーマルな言い回しを意識しましょう。

「それと」の言い換え

ビジネスメールで「それと」を使う場面は多いですが、カジュアルな印象を与えるため、フォーマルな表現に言い換えるのが適切です。特に、顧客や上司に送るメールでは、より丁寧な言葉を選ぶことで、好印象を与えることができます。

「それと」の適切な言い換え表現

「それと」をフォーマルに言い換える場合、以下のような表現が使えます。

  • 「また」:一般的な追加事項の表現
  • 「加えて」:論理的に話を付け加えるとき
  • 「さらに」:強調して付け加えるとき
  • 「併せて」:関連する情報を添えるとき

例えば、次のように使います。

本日の会議資料を送付いたします。併せて、参考資料もご確認ください。

「それと」を使わずに自然な文にするコツ

「それと」を繰り返し使うと、文が単調になりやすいので、適切な言い換えを活用することで、文章の流れを良くしましょう。例えば、以下のように工夫すると、スムーズで読みやすい文章になります。

新商品の仕様書を添付いたします。加えて、導入マニュアルもご確認ください。

「また」の言い換え表現

ビジネスメールでは「また」という接続詞を頻繁に使いますが、同じ表現を繰り返すと単調になり、文書の印象が軽くなりがちです。適切な言い換えを知ることで、より洗練された文章を作成できます。

「また」のフォーマルな言い換え

「また」を使わずに文章をスムーズにつなぐためには、次のような表現が役立ちます。

  • 「さらに」:追加の情報を伝えるとき
  • 「加えて」:補足情報を加えるとき
  • 「そのうえ」:強調したいとき
  • 「併せて」:関連情報を添えるとき

例えば、以下のような使い方があります。

会議資料を送付いたします。加えて、議事録も共有いたしますのでご確認ください。

「また」を避ける文章の工夫

同じ接続詞を繰り返すと、文章が単調になりがちです。「また」を使わずに、自然な文章を構成する方法を紹介します。

  • 文章の流れを変えて、接続詞を省略する
  • 「加えて」「そのうえ」などを適切に使用する
  • 主語を変えて表現を多様化する

例えば、「また、詳細は後ほどお送りします。」という文章を「詳細は後ほどお送りします。そのうえ、追加資料もお送りします。」とすることで、より洗練された印象を与えます。

ビジネスメール接続詞まとめ

Summary of business email conjunctions
  • ビジネスメール接続詞の基本と役割を理解できる
  • 接続詞を適切に使うことで伝わりやすい文になる
  • 追加・補足を示す接続詞の使い方を学べる
  • 原因・理由を伝える接続詞の使い分けがわかる
  • 話題を転換する接続詞の適切な表現を知る
  • 対比・逆接の接続詞で明確な文章を作れる
  • 結論・結果を示す接続詞で締まりのある文章に
  • 例示を示す接続詞で具体的な説明ができる
  • 強調を示す接続詞で説得力のある文章を作る
  • よく使う接続詞とその効果的な使い方を学べる
  • 接続詞を繰り返し使わない工夫を理解できる
  • 「また」や「それと」の適切な言い換え表現を知る
  • フォーマルな接続詞を使いこなせるようになる
  • ビジネスメールの例文を通じて実践的な学習ができる
  • 伝わりやすい文章を作るためのテクニックを習得できる
ABOUT ME
執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。