ビジネスメール PR

ビジネスメールの質問例文【完全版】|状況別の丁寧な聞き方を網羅

Example questions for business emails [Complete version] Covers polite ways of asking questions depending on the situation
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスメールで「質問したい」と思っても、どんな表現が適切なのか迷うことってありますよね。「敬語が不自然にならないか」「初めての問い合わせメールで失礼にあたらないか」など、不安を抱えたまま送信ボタンを押すのは避けたいところです。

実際、ビジネスメールでの質問は、相手との関係や場面によって使い分けが求められます。「質問があります」と伝える件名の工夫、「複数項目」をどう整理して伝えるか、「質問メールの例文」や「回答メールの書き方」など、確認したいポイントは意外と多いものです。

この記事では、ビジネスメールの質問例文をメインに、敬語の使い方、問い合わせメールの初歩、個人や社外向けの例文まで、実用的なパターンをわかりやすく紹介。すぐに使える表現を網羅していますので、「質問がございます」という丁寧な言い回しや、「たくさん質問してすみません」の自然な言い換えまで、もう悩む必要はありません。

  • ビジネスメール質問例文の基本構成を把握し、失礼のない敬語表現を選ぶ
  • 相手や場面に応じた丁寧な例文を活用し、好印象を与えるメールに仕上げる
  • NG表現や曖昧な文を避け、目的・背景を簡潔に説明する構成にする
  • 質問の優先順位や件名の工夫など、実用的な工夫を例文から学ぶ

ビジネスメールの質問例文|基本から丁寧な聞き方まで完全解説

Sample questions for business emails A complete guide from the basics to polite ways of asking
  • 質問したいときの敬語メール|丁寧な聞き方とNG例
  • 「質問があります」ビジネスメールの件名|相手に伝わるタイトルの工夫
  • メールで聞きたいことがあるときの例文|社外・社内別に紹介
  • 「質問させていただきます」の敬語の例文|正しい使い方と注意点
  • 問い合わせメール例文【初めて】|初心者でも失礼にならない書き方
  • ビジネスメールの質問複数|複数項目を失礼なく伝えるには

質問したいときの敬語メール|丁寧な聞き方とNG例

ビジネスの場では「聞く」行為にも丁寧さが求められます。特にメールで質問する場合、いかに礼儀正しく、かつ明確に要件を伝えるかが重要です。
ここでは、ビジネスメールで質問したいときに使える敬語表現や、避けるべき言い回しを紹介します。

丁寧な敬語フレーズの基本

メールで何かを尋ねたいときは、下記のような言い回しが一般的です。

  • 「お忙しいところ恐縮ですが、以下についてご教示いただけますと幸いです」
  • 「ご確認のうえ、ご教示いただければと存じます」
  • 「差し支えなければ、ご意見をお聞かせいただけますでしょうか」

これらは、相手の時間や立場を尊重した丁寧な表現です。

NGな言い回しとは?

一方で、以下のような言葉遣いは、カジュアルすぎたり、上から目線に感じられるためビジネスシーンでは避けるべきです。

  • 「ちょっと教えてもらえますか?」
  • 「これってどうなってるんですか?」
  • 「わからないんで教えてください」

これらは失礼にあたる可能性があります。敬語が苦手な方は、文例を真似ることから始めましょう。

使いやすい質問メールの例文

お世話になっております。株式会社○○の田中です。
早速で恐縮ですが、下記の件についてご教示いただけますと幸いです。

・〇〇プロジェクトの進捗状況について
・次回の会議予定日時について

ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

「質問があります」ビジネスメールの件名|相手に伝わるタイトルの工夫

メールの内容がどれだけ丁寧でも、件名でスルーされては意味がありません!件名はメールを開いてもらうための第一関門
ここでは、「質問があります」と伝えたいときの、伝わりやすく配慮された件名の付け方を紹介します。

具体的な件名で要件を明確に

ビジネスメールの件名は、抽象的な「質問があります」だけでは不十分です。相手は件名だけで内容をざっくり把握したいと考えています。 以下のように、質問内容を具体化することで開封率が高まります。

  • 【ご質問】〇〇プロジェクトの今後の進行スケジュールについて
  • 【ご教示願い】〇〇商品の仕様についての確認
  • 【確認依頼】来週の打ち合わせについて

件名に含めるべき情報

件名には以下の情報を簡潔に含めると相手にとって親切です。

  • 質問の主題(例:スケジュール、仕様、手続き)
  • 緊急度(必要に応じて「至急」「お願い」など)
  • 差出人名(やりとりが多い場合は明記すると混乱を防げます)

悪い件名例

一方で以下のような件名は、相手に負担や不信感を与えることも。

  • 「質問してもいいですか?」
  • 「困ってます」
  • 「至急」だけの単語

内容不明な件名は開封を後回しにされることもあるため注意しましょう。

メールで聞きたいことがあるときの例文|社外・社内別に紹介

質問メールは、送る相手によって文面のトーンや内容の書き方が異なります。
特に社内と社外では、敬語のレベルや細かい配慮のポイントが大きく変わってきます。

社外向け:丁寧かつ的確に

社外の取引先や顧客に対しては、失礼がないように文面を整えることが重要です。

株式会社○○ △△様
いつもお世話になっております。株式会社□□の田中と申します。

本日は、〇〇について1点お伺いしたくご連絡いたしました。
現在、仕様確認の段階にあり、以下の点についてご教示いただけますと幸いです。

・製品Aの納品スケジュールについて
・必要書類のフォーマットについて

お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

社内向け:簡潔かつ明確に

社内でのやり取りでは、丁寧さは保ちつつ、効率を意識した文章が望ましいです。

お疲れ様です。田中です。
〇〇の件で一点質問があります。
・来週の営業資料の提出期限は〇日で合っていますか?
・〇〇商品の在庫情報、最新版があれば共有いただけると助かります。

ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

「質問させていただきます」の敬語の例文|正しい使い方と注意点

「質問させていただきます」は、相手への配慮を含んだ丁寧な表現です。しかし、使い方を誤ると逆に不自然に聞こえることもあるため、慎重に使いこなしたいフレーズです。ここでは、正しい使用法と、やりがちな誤用例を詳しく解説します!

敬語の二重構造に注意しよう

「質問させていただきます」は、「質問する」という動詞に、「させていただく(謙譲語+丁寧語)」を加えた表現です。ただし、使い方を誤ると過剰敬語になりがちです。

使ってもOKな場面

この表現は、以下のようなケースに適しています。

  • 研修やセミナー後の質疑応答で、丁寧に質問したいとき
  • 初対面や目上の相手に質問する際
  • 取引先への質問メールなど、堅い場面

避けたほうがいい場面

逆に、同僚や社内でのカジュアルなやりとりでは、わざわざ「質問させていただきます」と言うと、かえって不自然です。そんな時は、「質問いたします」や「お伺いします」でも十分です。

実用例文

お世話になっております。株式会社○○の田中と申します。
早速ですが、以下の件について質問させていただきます

・新商品Aの納品スケジュールについて
・貴社での標準的な検品プロセスについて

ご確認のうえ、ご教示いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

問い合わせメール例文【初めて】|初心者でも失礼にならない書き方

「初めて問い合わせメールを書くけれど、どんな文面が適切?」と迷ったことはありませんか?特にビジネスシーンでは、第一印象がその後の関係性を左右することも。ここではメール初心者でも安心して使える例文とポイントを紹介します。

まずは自己紹介と目的を明確に

相手にとってはあなたが誰かも、何の話なのかもわからない状態です。まずは「名乗る」「要件を伝える」ことが基本です。

初対面でも使える鉄板フレーズ

以下のようなフレーズを使えば、無難かつ丁寧な印象を与えられます。

  • 「突然のご連絡失礼いたします。○○の件でお問い合わせいたします」
  • 「恐れ入りますが、以下の点についてご教示いただけますでしょうか」
  • 「お手数をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします」

問い合わせメール例文(初めて)

株式会社〇〇 御中

突然のご連絡失礼いたします。私は株式会社△△の田中と申します。
御社のWebサイトを拝見し、〇〇製品に関してお伺いしたい点があり、メールいたしました。

・商品の在庫状況について
・法人購入時の割引有無について

お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

より詳しいビジネスマナーが知りたい方へ

メールマナー全般について知識を深めたい場合は、以下のような公的資料も参考になります: 厚生労働省|ハローワーク インフォメーション

ビジネスメールの質問複数|複数項目を失礼なく伝えるには

質問が一つだけならシンプルに書けますが、複数の質問をひとつのメールで尋ねたいとき、どう書けば相手に丁寧で伝わりやすく届くのか?
ここでは、ビジネスメールにおいて複数の質問をする際のポイントと例文をご紹介します!

複数項目を整理して伝える

いくつも質問がある場合、羅列するだけでは読みにくくなります。箇条書きを活用し、質問の優先順位も明確にしておきましょう。

気遣いの一文を添える

質問が多い場合、相手の負担を考慮した一文を添えることで、印象が大きく変わります。

  • 「お忙しいところ恐縮ですが、以下ご確認いただけますと幸いです」
  • 「多数のご質問となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします」

複数質問の例文

お世話になっております。株式会社〇〇の田中です。
以下の件につき、いくつか質問させていただきたく、ご連絡いたしました。

【ご質問内容】
1. 新製品の納期について(通常注文時)
2. 貴社の返品ポリシーについての詳細
3. 支払い方法の変更申請についての手順

複数項目となり恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

注意すべき点

あまりにも多すぎる質問を一度に送ると、相手の返信が遅くなったり、スルーされる危険があります。 どうしても質問が多くなる場合は、「重要度の高い質問のみ先に送る」判断も重要です。

ビジネスメールの質問例文|複雑なケースや返信対応まで網羅

Sample questions for business emails Covering complex cases and reply responses
  • ビジネスメールの質問【複数回答】|相手の返信を得やすい書き方
  • 質問回答のメール例文|返事の書き方マナーと文面のコツ
  • 問い合わせメール例文【個人】|フリーランス・個人事業主向けの例文
  • 「たくさん質問してすみません」の言い換え|印象をやわらげる表現
  • 「質問がございます」というメール例文|ビジネスで使える丁寧表現集
  • ビジネスメール質問例文のコツ【初心者向け完全ガイド】
  • ビジネスメール質問例文のNG例|避けるべき失礼表現とは
  • 【保存版】ビジネスメール質問例文まとめ10選|状況別テンプレ集
  • ビジネスメール質問の例文を総括

ビジネスメールの質問【複数回答】|相手の返信を得やすい書き方

ビジネスの現場では、ひとつの問い合わせに対して複数の回答を求めることがあります。しかし、質問の意図が伝わらなければ、返信が遅れたり、曖昧な回答が返ってくる原因になります。ここでは、相手が返信しやすくなる質問メールの書き方をご紹介!

複数回答をもらいやすくする工夫とは?

ポイントは「明確さ」と「簡潔さ」です。質問が複数あっても、すべてが曖昧で抽象的だと、相手はどこから答えれば良いかわからず、返信を後回しにしがちです。

複数の質問を整理して提示する方法

以下の工夫で、相手に伝わる質問メールが完成します。

  • 質問には番号をつけて箇条書きで提示する
  • 各質問の前提条件や背景情報は簡潔に添える
  • それぞれの質問に対し「選択式」や「Yes/Noで答えられる形式」にする

複数回答を前提とした例文

株式会社〇〇 御中

お世話になっております。株式会社△△の田中です。
下記についていくつかお伺いしたく、メールを差し上げました。
お手数ですが、ご回答のほどお願いいたします。

【ご質問内容】
1. 商品Aの納品時期は最短でいつになりますか?
2. 商品Bとの同時購入による割引はございますか?
3. 上記注文に際し、支払いは分割対応が可能でしょうか?

何卒よろしくお願いいたします。

質問回答のメール例文|返事の書き方マナーと文面のコツ

ビジネスメールでの「質問への回答」は、実は相手との信頼関係を築くチャンスです。内容が簡単でも、返信内容に丁寧さや正確さが欠けていると、受け手に不安や不快感を与えてしまうことも。ここでは、好印象を与える回答メールの書き方を紹介します!

まずは質問内容の確認から始めよう

回答メールの冒頭では、相手の質問内容に対して「把握している」ことを示す一文を入れるのがマナーです。
例:
「〇月〇日にお問い合わせいただいた件につきまして、下記のとおりご回答申し上げます。」

回答内容は明確かつ簡潔に

回答内容が複数ある場合、それぞれを番号付きで明記するとわかりやすくなります。

  • 要点は1文で完結させる
  • 不確定な情報にはその旨を明記する
  • 関連資料やリンクがあれば添付する

回答メールの文例

田中様

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の山本です。
お問い合わせいただきました下記の件につきまして、ご回答いたします。

1. 商品Aの納期:現在、最短で〇月△日出荷予定です。
2. 商品Bとの同時購入割引:適用対象となります(5%割引)。
3. 支払い方法:分割払いは原則不可となっておりますが、法人契約に限り相談可能です。

その他ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

問い合わせメール例文【個人】|フリーランス・個人事業主向けの例文

企業に所属していないフリーランスや個人事業主が問い合わせメールを送る場合、「どこまで自己紹介するべき?」「会社名がないと失礼?」といった不安が出てきますよね。結論から言えば、丁寧な自己開示と明確な要件があれば問題ありません!

フリーランスならではのポイント

個人名だけでメールを送る際には、以下の要素を盛り込むことで信用度がアップします。

  • 氏名+活動名(あれば屋号やSNSリンクも)
  • メールの目的(問い合わせ内容)を簡潔に明記
  • 返信の必要性が伝わるようにする

自己紹介と依頼理由をしっかり記載

特に初めての企業に連絡をする場合は、自分がどんな立場の人間なのかを簡潔に示しておきましょう。

フリーランス向けの問い合わせ例文

株式会社〇〇 御中

突然のご連絡失礼いたします。
私は、フリーランスでライター業をしております田中美咲と申します(屋号:ミサキワークス)。

貴社サイトで掲載されていた商品Aに関し、以下の点を確認させていただけますと幸いです。

・法人契約ではない個人での購入は可能でしょうか?
・オンラインでのサポートは利用可能ですか?

お忙しい中恐縮ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

田中美咲(ミサキワークス)
https://misakiworks.example.com 

「たくさん質問してすみません」の言い換え|印象をやわらげる表現

ビジネスメールで相手に複数の質問をするとき、ついつい使いたくなるのが「たくさん質問してすみません」という一言。しかしこのフレーズ、実は少しカジュアルな印象を与えることもあり、フォーマルな場ではやや不向きです。ここでは、印象を和らげながらも丁寧さを保つ言い換え表現を紹介します。

NGな印象になりやすい表現とは?

「たくさん質問してすみません」は謝罪の気持ちを込めて使っているつもりでも、受け手によっては「気にしすぎ」「責任転嫁?」とネガティブに受け取られる場合があります。

やわらかく丁寧な印象を与える表現一覧

以下のような言い換え表現を使うと、よりスマートに気遣いを伝えることができます。

  • 「恐れ入りますが、以下についてご教示いただけますと幸いです。」
  • 「ご多用のところ恐縮ですが、いくつかお伺いさせていただきます。」
  • 「度々のご連絡で申し訳ありませんが、以下についてお伺いいたします。」

言い換えを使った文例

お世話になっております。
先日は早速のご対応ありがとうございました。
ご多用のところ誠に恐縮ですが、以下3点につきまして、改めてご教示いただけますと幸いです。

1. 契約書の締結スケジュールについて
2. ご請求書のフォーマットについて
3. 今後の進行スケジュールについて

お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

「質問がございます」というメール例文|ビジネスで使える丁寧表現集

「質問がございます」というフレーズは、ビジネスメールでよく使われる丁寧な表現の一つです。ただし、使い方を誤ると堅苦しすぎたり、逆に意図が伝わらなかったりすることもあります。ここでは場面別に実用的で丁寧な表現例をご紹介!

「質問がございます」は何が丁寧?

「質問です」よりも丁寧なのが「質問がございます」。これは「〜があります」という丁寧語を使っており、受け手に対して配慮のある印象を与えるため、社外メールでも安心して使えます。

言い回しを変えて印象を調整しよう

相手との関係性や文脈に応じて、以下のような言い換えもおすすめです。

  • 「ご確認させていただきたい点がございます」(確認系の質問)
  • 「ご相談させていただきたい件がございます」(相談系の質問)
  • 「お伺いしたい点がいくつかございます」(複数質問時)

丁寧な質問メールの例文

株式会社〇〇 御中

いつも大変お世話になっております。株式会社△△の山田と申します。
早速ではございますが、商品Aに関しまして、以下の件について質問がございます

・初期費用の内訳に関する詳細
・導入サポートの対応範囲

ご多忙のところ恐縮ですが、ご確認のうえ、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

ビジネスメール質問例文のコツ【初心者向け完全ガイド】

「ビジネスメールで質問したいけど、どう書けば失礼じゃないの?」「文章が長くなってしまって伝わりにくい…」という方のために、基本マナーとわかりやすく書くコツを初心者向けに徹底解説!

基本の型をおさえよう!

ビジネスメールの質問には以下の構成が不可欠です。

  1. 件名で質問内容を明確に(例:〇〇についてのご質問)
  2. 冒頭の挨拶+自己紹介
  3. 質問の背景と理由
  4. 質問本文(箇条書きがベター)
  5. 結びの言葉+返信依頼

質問内容は簡潔かつ具体的に!

「〇〇について教えてください」では、相手は困ってしまいます。質問は「何を」「なぜ」知りたいのかをセットで伝えましょう。

初心者向け質問メールの基本例文

〇〇株式会社 御中

お世話になっております。△△会社の鈴木と申します。
現在、御社サービス「〇〇」の導入を検討しております。
以下について教えていただけますと幸いです。

・初期費用は一括払いのみでしょうか?
・対応エリアに制限はありますか?
・サポート窓口の営業時間を教えてください。

ご多忙中とは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 

ビジネスメール質問例文のNG例|避けるべき失礼表現とは

ビジネスメールで質問する際、内容自体が適切でも言葉の選び方一つで相手に不快感を与えてしまうことがあります。そこでここでは「これはやっちゃダメ!」というNG例を紹介しながら、改善ポイントも解説していきます!

ありがちなNG表現とは?

ビジネスメールで見かける失礼な例として、以下のようなフレーズがあります。

  • 「今すぐ回答お願いします」→急ぎたい気持ちはわかりますが、上から目線に見えてしまいます。
  • 「わかりません。教えてください」→曖昧かつ一方的で、丁寧さが欠けています。
  • 「〇〇ってどうなんですか?」→口語調が強く、ビジネス文書には不適切。

失礼にならない書き換え例

上記のNG表現を、以下のように言い換えることでグッと丁寧になります。

  • 「お忙しいところ恐縮ですが、〇〇についてお教えいただけますと幸いです」
  • 「ご不明な点があれば、お知らせください」→「お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどお願い申し上げます」

NG例を避けた修正済みの例文

株式会社〇〇 御中

お世話になっております。△△株式会社の山本でございます。
恐れ入りますが、先日ご案内いただいた資料の件について、以下2点ご教示いただけますでしょうか。

1. 料金体系に変更はありますでしょうか。
2. 提供開始日は決定しておりますでしょうか。

ご多忙のところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

【保存版】ビジネスメール質問例文まとめ10選|状況別テンプレ集

質問メールを送る場面って本当にいろいろありますよね!初対面の相手に聞くとき・社内で確認を取るとき・取引先に丁寧に聞きたいときなど、場面ごとに表現を変える必要があります。ここでは、使えるテンプレを10パターンご紹介!

① 初めての取引先に聞くとき

お世話になっております。貴社の〇〇サービスについて、以下の点をお教えいただけますと幸いです。

② 社内の上司に確認する場合

お疲れ様です。〇〇について確認させていただきたく、ご教示いただけますでしょうか。

③ 納期の問い合わせ

恐れ入りますが、〇〇の納期についてご確認いただけますでしょうか。

④ 料金に関する質問

サービス利用料について、月額制か一括支払いかご教示いただけますか。

⑤ 資料請求に関連した質問

いただいた資料に関し、記載内容について2点ほどお伺いしたくご連絡しました。

⑥ トラブル対応を依頼する場合

現在発生中の不具合について、対応状況をお知らせいただけますと幸いです。

⑦ 社外パートナーに提案を依頼する場合

〇〇についてのご提案をお願いできないかと考えております。ご対応可能でしょうか。

⑧ サービス内容の再確認

ご提供中の〇〇プランの内容について、再度確認させていただきたく存じます。

⑨ 会議の出欠確認

来週の会議について、出席可否をご連絡いただけますか。

⑩ 複数質問がある場合

以下3点についてご確認させていただけますでしょうか。お手数ですがよろしくお願いいたします。
・〇〇について
・〇〇の条件
・〇〇の納品予定日

ビジネスメール質問の例文を総括

  • 質問は敬語表現で丁寧に始める
  • 件名に要点を明記し開封を促す
  • 宛先別に文体を調整する
  • 社外には謙譲語・尊敬語を徹底
  • 質問内容は箇条書きで整理する
  • 冒頭に自己紹介を簡潔に添える
  • 主語や目的語は省略せず明記する
  • NG例文は避け適切な敬語を選ぶ
  • 複数質問は番号で区切って伝える
  • 質問の背景を簡潔に説明する
  • 謝罪より配慮表現を優先して使う
  • 返答を得たい場合は返信依頼を添える
  • 初対面には丁寧な導入文を用いる
  • 相手の時間を尊重する文面にする
  • 返信例文もセットで学び活用する
ABOUT ME
執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。