ビジネスメールの送り方に悩んでいませんか?「初めてで何から書けばいいのかわからない」「返信の書き出しってどうするの?」「取引先に失礼のない言い回しが知りたい」――そんな疑問を持ってこのページにたどり着いた方、多いのではないでしょうか。
それ、まったく問題ありません。実際、多くのビジネスパーソンがメールの書き方例文やマナーに迷いを感じています。特に文例が欲しいとき、ネットには断片的な情報ばかりで、かえって不安になることもありますよね。
しかも相手が上司か取引先か、初対面かどうかで、適した表現はまるで変わってきます。メールの書き出し一つ取っても「失礼でないか」「堅すぎないか」と迷いがつきものです。
このページでは、ビジネスメール送り方をテーマに、「正しいメールの書き方例文」や「返信時のポイント」「良いメールの書き方」「NGな例」までを幅広くカバー。あなたの不安を解消し、今すぐ使える実践的な知識をお届けします。
- ビジネスメール送り方の基本構成を押さえれば初対面でも安心して送信できる
- 敬語やマナー表現の注意点を知ることで失礼な印象を避けることが可能となる
- 例文とフォーマットを活用することで場面ごとの文面に迷わず対応できる
- 誤送信や曖昧表現を避ける方法を理解すれば信頼されるやり取りが実現する
ビジネスメール送り方の基本マナーと書き方のコツ

- ビジネスメールの基本的なマナー|最低限押さえておきたいルール
- 正しいメールの書き方例文|相手に好印象を与える構成とは
- メールの送り方【初めてでも安心】|新人向けステップ解説
- 良いメールの書き方とは?わかりやすく丁寧に伝えるコツ
- ビジネスメールではダメな例|NGな文面と改善ポイント
- 【保存版】ビジネスメール送り方例文まとめ10選
ビジネスメールの基本的なマナー|最低限押さえておきたいルール
ビジネスメールには、社会人として守るべき基本的なマナーが存在します。
これを理解していないと、相手に不快感を与えたり、信頼を損ねるリスクがあるため、最低限のルールは必ず押さえておきましょう。
宛名・挨拶は丁寧に!
まずは宛名と冒頭の挨拶。例えば「株式会社〇〇 御中」「〇〇部〇〇様」など、立場や関係性に応じた敬称を使います。冒頭の挨拶には「いつもお世話になっております」が鉄板。初めての相手には「突然のご連絡失礼いたします」も適切です。
本文は簡潔・明瞭に
ダラダラとした文章は禁物です。結論を先に述べ、その後に詳細や背景を説明する「結論先出し」の構成を意識しましょう。また、敬語や表現は誤解のないよう注意が必要です。たとえば、「了解しました」は目上には不適切で「承知しました」が適正です。
誤字脱字・敬語のチェックは必須
メール送信前には、誤字脱字や敬語の誤用をチェックしてください。特に多いのは、「おっしゃられる」「ご苦労様です」といった二重敬語や失礼な表現です。
署名を忘れずに
署名は、あなたの会社名・部署名・氏名・連絡先などを明記した名刺代わりのようなもの。定型文としてメールソフトに設定しておくと便利です。
時間帯・頻度も配慮する
早朝・深夜の送信は相手に負担をかける可能性があります。送信時間も含めて相手の都合に配慮する姿勢が大切です。
参考:警視庁|メールに関する注意点
正しいメールの書き方例文|相手に好印象を与える構成とは
好印象を与えるビジネスメールには、決まった構成パターンがあります。
この構成を使えば、誰でも相手に配慮あるメールをスムーズに書けるようになります!
構成は5つのパーツで覚える
以下のような構成が基本です:
- 件名
- 宛名
- 挨拶と自己紹介
- 本文(用件)
- 結びと署名
特に件名と冒頭文は、相手が最初に目にする部分。簡潔かつ目的が明確であることが重要です。
例文で確認しよう
以下に、取引先に初めて連絡する場合の例文を紹介します。
件名:新規取引のご相談について(株式会社〇〇)
株式会社△△ 営業部〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇 営業部の田中と申します。
このたびは、貴社との新規お取引についてご相談させていただきたくご連絡いたしました。
ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
―――――――――――――
株式会社〇〇 営業部 田中一郎
TEL:03-1234-5678 MAIL:tanaka@sample.co.jp
テンプレ化でミスを防ぐ
何度も同じ内容を送るようなメールは、テンプレートを用意しておくと効率的です。ただし、毎回微調整を忘れずに!
注意点も押さえておこう
相手の名前や社名の誤字は絶対にNG。細部まで丁寧に確認することがビジネスマナーです。
メールの送り方【初めてでも安心】|新人向けステップ解説
「メールを送るのが不安…」という新社会人の方、安心してください。
この見出しでは、初めてメールを送るときに押さえるべきステップを順に解説します!
ステップ1:準備段階
まずは「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を明確にしましょう。また、添付資料や送信時間もこの時点で整理しておきます。
ステップ2:メール作成
テンプレートに沿って件名・宛名・本文を書いていきます。ここでは、一文を短くし、要点を明確にするのがポイントです。
ステップ3:添付ファイルとCC/BCCの確認
資料を添付する場合は、ファイル名に日付や内容を記載しましょう。CC(カーボンコピー)とBCC(ブラインドカーボンコピー)の使い方も要注意! ・CC:関係者に共有したいとき ・BCC:受信者同士にメールアドレスを見せたくないとき
ステップ4:送信前の見直し
誤字脱字、表現ミス、添付忘れ、敬称間違いがないかを必ず確認!送信ボタンを押す前が最後の砦です。
ステップ5:送信後のフォロー
重要なメールには、相手からの返信があるまで待つだけでなく、未返信の場合は適切なタイミングで再送するのが基本です。
業界ガイドラインの活用も◎
例えば、総務省|電子メールのガイドラインも非常に参考になります。正しい形式を知ることで、不安なく送れるようになりますよ。
良いメールの書き方とは?わかりやすく丁寧に伝えるコツ
良いメールとは、相手に「読みやすく、正確に意図が伝わる」内容になっていることが前提です。
では、どうすればそのようなメールが書けるのでしょうか?ポイントをいくつかに絞ってご紹介します。
結論は先に書く
まず、伝えたいことは最初にズバリ!これが基本です。読み手は忙しいビジネスパーソンであることが多く、要点が冒頭にあることで負担なく読めます。
短文で区切る
一文が長すぎると読みにくくなります。1文は60~80文字以内を目安にすると、自然と読みやすくなります。助詞や接続詞で繋ぎすぎないように注意。
曖昧な表現は避ける
例えば、「できれば早めに」や「ご検討いただけますと幸いです」は、丁寧ですが曖昧すぎることも。具体的な期限やアクションを示すと、伝わりやすくなります。
漢字とひらがなのバランスを意識
「致します」「出来ます」などを全て漢字にすると固く見えがち。ビジネスの場では、「いたします」「できます」など、ひらがな表記を織り交ぜると柔らかく読みやすくなります。
読み手の状況に配慮した文面に
単に内容を伝えるだけでなく、相手の状況に配慮した一文を入れると、印象がぐっと良くなります。たとえば「お忙しいところ恐れ入りますが」などの前置きが有効です。
参考リンク:厚生労働省|職場のコミュニケーション指針
ビジネスメールではダメな例|NGな文面と改善ポイント
「そのメール、送って大丈夫ですか?」
ビジネスメールには気をつけるべき表現や構成があります。NGなメールを送ると、相手に不快な印象を与えかねません。ここでは、ありがちなダメな例とその改善方法を紹介します。
NG例1:いきなり本題に入る
明日の会議、10時に変更しました。よろしく。
これは完全に自己都合な一方通行の連絡です。改善するとこうなります:
株式会社〇〇 営業部 〇〇様
いつもお世話になっております。
表題の件につきまして、明日の会議開始時間を「10時」に変更させていただきたく、ご連絡申し上げました。
ご調整いただけますと幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
NG例2:敬語の誤用
「ご苦労様です」「了解しました」「参考になりました」など、目上の人には使わないのがマナーです。
NG例3:署名なし
署名がないと、誰からのメールかわからないことも。常にメールソフトに設定しておきましょう。
NG例4:件名が曖昧
「お疲れさまです」「お願いです」などの件名では、開封されない可能性があります。具体的な用件が一目で分かるタイトルにしましょう。
NG例5:CCとBCCの使い分けミス
社外の人にBCCを使わず、一斉送信でアドレスが丸見えに…。個人情報漏洩のリスクにもなりますので要注意です。
【保存版】ビジネスメール送り方例文まとめ10選
ビジネスシーンで「メールどう書けば?」と悩んだ経験、ありませんか?
特に新人さんや異動したばかりの方にとって、メール文面の正解が分からず困ることはよくあります。ここでは、実際によく使われるビジネスメールの送り方を10パターンにまとめてご紹介!テンプレとして保存して、ぜひ活用してください。
1. 初対面の挨拶メール
件名:初めましてのご挨拶(株式会社〇〇)
株式会社△△ 〇〇様
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の山田と申します。
このたび、〇〇の件で貴社をご紹介いただき、ご連絡差し上げました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2. アポイント依頼
件名:打ち合わせ日程のご相談(株式会社〇〇)
株式会社△△ 営業部 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
貴社とのお打ち合わせについて、以下の日程でご都合いかがでしょうか?
【候補日】
・6月10日(月)13:00〜
・6月11日(火)10:00〜
ご都合の良い日時をお知らせいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
3. 会議招集
件名:【会議招集】6月定例会議のご案内
各位
いつもお世話になっております。
以下のとおり定例会議を開催いたしますので、ご出席をお願いいたします。
【日時】6月14日(金)10:00〜11:00
【場所】第2会議室/Teams(オンライン)
【議題】新製品プロジェクト進捗報告 ほか
4. 日程変更の連絡
件名:【ご連絡】打ち合わせ日程変更のお願い
株式会社△△ 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
先日ご案内しておりました〇〇打ち合わせの日時を、社内都合により変更させていただきたくご連絡いたしました。
【変更前】6月12日(水)14:00〜
【変更後】6月13日(木)11:00〜
大変恐れ入りますが、再調整いただけますと幸いです。
5. 謝罪メール
件名:ご迷惑をおかけした件についてのお詫び
株式会社△△ 〇〇様
このたびは、納品物に不備がありご迷惑をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
現在、原因を調査し再発防止に努めております。
再納品は6月9日(金)午前中を予定しておりますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
6. お礼メール
件名:ご面談ありがとうございました(株式会社〇〇)
株式会社△△ 〇〇様
本日はご多用の中、お時間をいただき誠にありがとうございました。
貴重なお話を伺い、今後の業務に大変参考となりました。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
7. 資料送付メール
件名:ご依頼資料の送付について(株式会社〇〇)
株式会社△△ 〇〇様
先ほどのご依頼資料を添付にてお送りします。
【添付資料】
・〇〇概要資料(PDF)
ご確認の上、ご不明点などございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
8. 社内報告
件名:【報告】プロジェクト進捗について(6月7日)
関係各位
お疲れさまです。プロジェクト担当の山田です。
6月7日時点での進捗状況について、以下の通りご報告いたします。
【進捗内容】
・工程A…完了
・工程B…6月10日完了予定
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
9. 提案書送付
件名:【提案書送付】新サービスのご提案
株式会社△△ 〇〇様
先日ご案内しました〇〇の件につきまして、提案書を添付にてお送りします。
ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
10. 電話後のフォローメール
件名:本日のお電話の件について(株式会社〇〇)
株式会社△△ 〇〇様
先ほどはお電話にてご対応いただき、ありがとうございました。
ご案内した内容を下記に再度まとめさせていただきます。
【内容要約】
・6月15日締切でご提案資料をご送付予定
・次回打ち合わせは6月20日
何卒よろしくお願いいたします。
メールは「相手が読んで理解しやすいかどうか」が最優先です。
今回の例文はあくまで一例ですが、型を覚えてアレンジすることで、どんなシーンにも対応できます。
メール初心者の方はまずコピペからでもOK!徐々に、自分なりの表現に整えていくと自然と上達しますよ。
ビジネスメール送り方の実践例とシチュエーション別対応法

- ビジネスメール返信の書き方|丁寧な返答文のコツ
- メール書き出し例文|挨拶・導入の自然な始め方まとめ
- 取引先へのメール例文|信頼を築くための実践フォーマット
- ビジネスメール文例集|送信シーン別に使える便利テンプレ
- ビジネスメールの送り方のマナー|相手に配慮した送信の注意点
- ビジネスメール送り方のコツ【初心者向け完全ガイド】
- ビジネスメール送り方のNG例|避けるべき失礼な表現とは
- ビジネスメールの送り方を総括
ビジネスメール返信の書き方|丁寧な返答文のコツ
ビジネスメールの返信って、どう書けばいいか意外と悩みますよね。
特に相手が取引先や上司である場合、言葉選びひとつで印象が大きく変わります。ここでは、「丁寧で読みやすく、なおかつ失礼のない返信メール」の書き方を、実践的に解説していきます。
基本構成は「お礼→回答→補足→締め」
まず大切なのが構成です。テンプレ化しておくとミスを防げます。
- 冒頭:お礼や感謝の言葉(ご連絡ありがとうございます、など)
- 中盤:質問や要望に対する回答や返答
- 終盤:必要な補足・連絡事項
- 末尾:引き続きよろしくお願いします、などの締め言葉
返信メールの例文
件名:Re: お打ち合わせの件
株式会社△△ 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の山田です。
お打ち合わせ日程についてご連絡いただき、ありがとうございます。
下記日程で問題ございませんので、どうぞよろしくお願いいたします。
【日時】6月14日(金)14:00〜
当日は資料をお持ちいたします。何卒よろしくお願い申し上げます。
ポイントは、「文章を簡潔に、読みやすく整える」こと。
改行や箇条書きをうまく使い、視覚的に読みやすい構成を意識しましょう。また、ビジネスメールにおける返信は、「24時間以内」がマナーとされています。やむを得ず遅れる場合は、遅延の理由を添えて誠意を見せると印象が変わります。
メール書き出し例文|挨拶・導入の自然な始め方まとめ
メールの最初の一文、どう書き出していますか?
「いきなり本題に入るのはちょっと…」という方に向けて、ビジネスメールで好印象を与える自然な書き出しパターンを紹介します!
メール書き出しの基本パターン
状況や相手によって挨拶のトーンは変える必要があります。以下はよく使われるフレーズです。
- いつもお世話になっております。(定番・丁寧)
- 先日はありがとうございました。(直近のやり取りのフォロー)
- 突然のご連絡失礼いたします。(初回コンタクト用)
- ご無沙汰しております。(久しぶりの場合)
メール書き出しの例文
株式会社△△ 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の山田と申します。
先日のお打ち合わせでは、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
本日は〇〇の件でご連絡させていただきました。
文頭で相手に配慮する姿勢を見せる
「自分本位な文面」は相手の印象を悪くします。 ビジネスの場では、必ず「相手を立てる」姿勢を見せることがポイントです。たとえフレンドリーな相手でも、文章は一定の距離感を保つと、誤解を防ぎやすくなります。
取引先へのメール例文|信頼を築くための実践フォーマット
取引先とのメールでは、「信頼される文面」であることが最重要ポイント。
ここでは、実際の現場で使えるメール例文と共に、信頼を損なわないための注意点や構成のコツをご紹介します!
取引先へのメールで意識したいこと
- 誤字脱字は致命的 → 文面を送信前に必ず見直す
- 敬語は過不足なく使用 → 二重敬語や丁寧すぎる表現に注意
- 返信は迅速に → 信頼を築くには対応スピードも大切
メールの実践フォーマット(例文)
件名:〇〇のご報告と今後の進め方について
株式会社△△ 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の山田でございます。
本日は、先日ご依頼いただいた〇〇について、進捗をご報告申し上げます。
現在、第一段階の確認を終え、〇月〇日までにご提出可能です。
ご確認のうえ、ご不明点がございましたらご連絡くださいませ。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
「信頼は、丁寧なやりとりの積み重ねから」
1通のメールの扱いが、長期的な取引関係に影響することも少なくありません。社内での文面チェック体制を整えておくと、誤送信や文面ミスのリスクも軽減できます。
ビジネスメール文例集|送信シーン別に使える便利テンプレ
「この場面、どんなメールを送ればいいの?」
そんなお悩みを抱える方に向けて、実務でそのまま使える文例を送信シーン別にご紹介します!形式に迷ったときの“お守りテンプレート”としてぜひブックマークを。
① お礼メール(打ち合わせ後)
件名:打ち合わせのお礼
株式会社〇〇
〇〇様
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
今後の進め方についてご提案をいただき、大変参考になりました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
② 謝罪メール(納期遅れ)
件名:納期遅延のお詫び
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。〇〇株式会社の山田です。
このたびは納品が遅れ、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
現在鋭意対応中であり、〇月〇日には必ずお届けいたします。
重ねてお詫び申し上げます。
③ 資料送付メール
件名:資料送付の件
〇〇株式会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
先日ご依頼いただきました資料を、本メールに添付してお送りいたします。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
その他にも、見積もり依頼・返信・催促など、シーンごとに準備しておくと安心です。
定型文はテンプレートとして便利ですが、相手の名前や背景に合わせて少し調整するだけで、ぐっと印象が良くなります。
ビジネスメールの送り方のマナー|相手に配慮した送信の注意点
どんなに内容が良くても、「送信のマナー」が欠けていたら台無しです。
メールは相手の画面に一方的に飛び込む情報。だからこそ、相手を不快にさせない配慮が必要不可欠です。
送信前のチェックリスト
- 宛名・会社名に誤りがないか
- 件名が具体的かつ簡潔か
- 添付ファイルは忘れていないか
- 署名が入っているか
避けたいNGマナー
・件名なし、または「Re:」「Fwd:」だけのまま送信する ・深夜や早朝の時間に送る(業務時間外の配慮もマナー) ・急ぎの内容なのに、件名が曖昧で開封されにくい
送信タイミングの工夫
朝9〜10時台、または14〜15時台が、ビジネスメールを読んでもらいやすい時間帯です。 特に月曜朝イチや金曜夕方は避けるのが無難。
役立つ外部情報
ビジネスマナーの基本については、厚生労働省の雇用支援サイトでもマナー例が紹介されています。 厚生労働省 公式サイト
メールを送る前に「このメール、相手が読んで困らないか?」を想像しましょう。
マナーが守られているだけで、「この人は信頼できる」と思われやすくなりますよ!
ビジネスメール送り方のコツ【初心者向け完全ガイド】
「ビジネスメールって難しい…」
そんな風に感じている新人さん、実はコツさえつかめば大丈夫!ここでは初心者が最初に覚えておきたい“送り方の基本”を、徹底解説します!
まず押さえたい3ステップ
- 件名は明確に!(「資料送付の件」などシンプルでOK)
- 本文は簡潔に!(長文は避けて、箇条書きも活用)
- 敬語と挨拶は基本!(失礼のない言い回しをマスター)
新人がやりがちなNG例と対処法
- 件名が「こんにちは」だけ → 具体的に内容を示そう
- 署名がない → 自社名・名前・連絡先を明記
- いきなり本文開始 → 挨拶文はマナーとして必須
使えるテンプレ文例
件名:〇〇についてのご連絡
〇〇株式会社
〇〇様
お世話になっております。〇〇株式会社の△△と申します。
〇〇についてご連絡いたします。下記をご確認ください。
引き続きよろしくお願いいたします。
「形式を身につければ、自信がつく」
まずは真似からでOK。慣れてきたら、自分の言葉で柔らかくアレンジしていきましょう!
ビジネスメール送り方のNG例|避けるべき失礼な表現とは
ビジネスメールで無意識に使ってしまう“失礼な表現”、あなたはいくつ思い当たりますか?
どれだけ文章が丁寧に見えても、実は相手に不快感を与えていることも…。この章では、よくあるNG例とその改善ポイントを具体的に解説します。
NG1:いきなり本題から始める
メールの冒頭で「〇〇の件ですが」といきなり用件に入ってしまうと、かなり唐突な印象を与えます。ビジネスの場では、短くても挨拶や前置きを入れるのが常識です。
【NG例】
〇〇の件ですが、以下のように対応いたしました。
【改善例】
いつもお世話になっております。
〇〇の件につきまして、以下の通りご対応いたしましたのでご報告いたします。
NG2:曖昧すぎる件名
件名が「ご確認ください」や「お世話になっております」だけだと、何のメールか分からず埋もれてしまいます。具体的な内容を件名に盛り込むことが大切です。
【NG例】
ご確認ください
【改善例】
【資料送付】4月度報告書のご確認のお願い
NG3:敬語の誤用・二重敬語
「ご覧になられましたか?」「ご指示いただけませんでしょうか?」などの表現は丁寧すぎて逆に不自然。正しい敬語の使い方を身につけましょう。
【NG例】
ご確認いただけますでしょうか?
【改善例】
ご確認くださいませ。
NG4:返信不要と伝えないケース
「確認しました」だけの返信を何通もやりとりするのは非効率。相手に気を使わせない工夫もマナーの一部です。
【例文】
本メールに対するご返信は不要でございます。
ご不明な点があればご連絡ください。
一通のメールで印象は決まる。
NGを避けて、丁寧かつ配慮あるメールを心がけましょう!
ビジネスメールの送り方を総括
- 宛名と敬称は相手の立場に合わせる
- 冒頭は挨拶文を必ず添える
- 本文は結論から簡潔に伝える
- 敬語は適切な表現を選ぶ
- 署名は名刺代わりとして整える
- 送信前に誤字脱字を再確認する
- 添付ファイル名は内容と日付を含める
- CCとBCCの違いを理解して使い分ける
- 返信は原則24時間以内を意識する
- 相手別の表現は関係性に配慮する
- テンプレ文は内容に応じて微調整する
- 送信時間は朝または午後が無難
- 件名は具体的で簡潔に書く
- NG敬語や曖昧表現を避ける
- メール本文は60文字以内で改行する