ビジネスメール PR

ビジネスメール添付の基本と例文集【保存版】

Basics of business email attachments and examples [archive edition]
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスシーンで資料や写真をメールで送る際、「この表現で大丈夫かな?」「失礼になっていないかな?」と不安になること、ありますよね。特に「添付しましたのでご確認ください」という定番のフレーズひとつ取っても、社内か社外か、相手が上司か初対面かで使い方に迷うのは当然のことです。

よくある悩みとして、「添付ファイルメール例文を探している」「『添付させていただきます』の言い換えが知りたい」「資料送付メールを社外向けにどう書けばいいか悩む」など、表現選びの難しさに直面する方も多いのではないでしょうか。

メールに添付する内容やシチュエーションによって、適切な敬語やマナー、容量配慮まで必要になるなど、実は意外と判断が複雑なのが“ビジネスメール添付”というジャンル。

本記事では、基本の型からシーン別の例文まで幅広く紹介し、「今まさに書こうとしているメール」の完成度を一気に高める実用的な情報をお届けします。ビジネスパーソンのあなたが安心して送信ボタンを押せるよう、文章表現とマナーの両面からサポートします。

  • ビジネスメール添付は目的・内容・敬語の3点が要
  • 相手や場面に応じて表現や語調を柔らかく調整する
  • 命令形や曖昧な指示は印象を損なう恐れがある
  • 添付例文と注意点を整理し、誤送信や失礼を防ぐ

ビジネスメール添付の基本マナーと例文まとめ

Basic manners and examples of business email attachments
  • 「添付しましたのでご確認ください」メール例文|使いやすい表現集
  • 添付ファイルのメール例文|社内・社外で使える書き方
  • 添付ファイルのメール例文【上司向け】|失礼にならない文面とは
  • メールに添付するメール例文|初めてでも安心のテンプレ
  • 「添付させていただきます」の例文|丁寧な言い換えフレーズ
  • 「写真を添付します」方|社内外で使える例文も

「添付しましたのでご確認ください」メール例文|使いやすい表現集

ビジネスメールでは、ファイルを添付して確認を依頼する表現が頻繁に使われます。「添付しましたのでご確認ください」というフレーズは、その中でも特に基本的で、幅広いシーンに適した定番表現です。ただし、文脈や相手との関係性によっては少し味気なく感じられることもあるため、自然で丁寧な言い回しを使い分けるのがポイントです。

シンプルで使いやすいパターン

まずは社内や親しい相手向けに、ストレートに伝える例文から見ていきましょう。

資料を添付しましたので、ご確認のほどお願いいたします。

少し丁寧にしたいときの言い回し

社外や上司など、フォーマルな場面では、表現をやや丁寧に調整するのが無難です。

ご確認いただきたく、資料を添付いたしました。何卒よろしくお願いいたします。

依頼のニュアンスを強めたいとき

単なる通知だけでなく、確認を強めにお願いしたい場合の言い回しです。

お手数をおかけいたしますが、添付ファイルをご確認いただけますと幸いです。

返信やリアクションを期待するパターン

確認後にリアクションがほしい場合は、その旨もきちんと伝えましょう。

ご確認の上、ご不明な点がございましたらご連絡ください。

注意点|一言添える配慮も大事

ファイルの形式や容量が大きい場合には、注意書きも忘れずに入れておくと親切です。

※ファイルサイズが大きいため、ダウンロードに少々お時間をいただく場合がございます。

関連リンク|ビジネスマナーの参考

詳しいマナーについては、経営研究所のビジネスマナー講座も参考になります。

添付ファイルのメール例文|社内・社外で使える書き方

ファイルを添付して送るメールは、内容に応じて書き分けが必要です。社内向けと社外向けでは、言葉の選び方や敬語の使い方に明確な違いがあります。場面ごとの例文を整理して、どんなシーンでも失礼のない文面を作成できるようにしましょう。

社内向けメール例文

同僚やチーム内でのやりとりには、簡潔でわかりやすい文章が好まれます。

お疲れさまです。会議資料を添付しましたので、ご確認ください。

社外向けメール例文

取引先や外部パートナーには、より丁寧な敬語と配慮のある表現が求められます。

平素より大変お世話になっております。ご依頼いただきました資料を添付にてお送りいたします。ご確認のほどよろしくお願いいたします。

初対面の相手に送る場合

初めて連絡をとる場合は、自己紹介とともに資料を送るケースもあります。

株式会社〇〇の△△と申します。ご案内資料を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。

添付ファイルの明示も忘れずに

相手がどのファイルを確認すべきか迷わないよう、ファイル名や種類を記載しましょう。

「セミナー概要2025.pdf」を添付しておりますので、ご確認ください。

ファイルが複数ある場合

添付数が多い場合は、リスト化すると親切です。

以下の資料を添付しております。
・商品カタログ
・価格一覧表
・発注書フォーム

補足|誤送信防止のために

添付漏れや誤送信を防ぐためには、メールを送る前に必ず添付ファイルを確認しましょう。送信前の再チェックは、習慣化が大切です。

添付ファイルのメール例文【上司向け】|失礼にならない文面とは

上司宛てにファイルを送信する場合、敬語や文体に十分な注意が必要です。砕けすぎた表現や簡略すぎる言い回しは、相手によっては失礼と受け取られる可能性があります。ここでは、フォーマルかつ丁寧でありながらもスムーズに伝わる例文をご紹介します。

基本的な敬語を使ったパターン

まずは、どんな上司にも使える基本の丁寧表現から。

お疲れさまです。ご依頼いただいた資料を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。

会議や報告に関連した例文

報告書や会議関連資料を送る際に使える文例です。

本日の会議に関連する資料を添付しております。お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

添付ファイルの内容を明示する

相手が何を見ればよいかが明確にわかるようにするのが重要です。

以下の資料を添付しております。内容に相違がないか、ご確認をお願いいたします。
・業務改善案2025年版(PDF)

少しだけカジュアルにしたいとき

普段から親しい関係であれば、やや柔らかい表現もアリです。

お疲れさまです。今朝ご依頼の資料、添付しております。ご確認くださいませ。

注意点|上司へのメールで避けるべきNG表現

「添付しました~」だけで終わる文面は避けましょう。相手に委ねる表現や、命令口調に近い言い回し(例:「確認してください」)は、印象を損ねる可能性があります。

公的な参考サイト

ビジネス文書全般のマナーについては、経済産業省の資料も役立ちます。

メールに添付するメール例文|初めてでも安心のテンプレ

ビジネスメールでファイルを送るとき、「どんな書き方にすればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。とくに初めて取引先に送る際などは、適切な表現やマナーが問われます。ここでは、基本の構成と安心して使えるテンプレートを紹介します。

まずは構成を押さえよう

メールに添付する際の基本構成は以下のとおりです。

  • 挨拶
  • 本文(用件・ファイルの説明)
  • 添付ファイルについての言及
  • 結びの言葉

この順序を守ることで、自然で読みやすいメールになります。

初めての取引先に使える例文

相手との関係性がまだ浅い場合は、丁寧かつわかりやすい文面を意識しましょう。

お世話になっております。株式会社〇〇の△△です。
ご依頼いただきました資料を添付いたしますので、ご査収のほどお願い申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。

社内で初めて送る場合の例文

部署が違う社員に初めて資料を送るケースもありますね。ややカジュアルにしつつも、失礼のない表現を心がけましょう。

お疲れさまです。総務部の△△です。
〇〇の件について、資料を添付いたしますので、ご確認お願いいたします。

ファイル形式や注意事項を添えると親切

PDFやExcelなど、形式によっては開けない場合もあります。そうした配慮も忘れずに。

※資料はPDF形式となっております。閲覧環境によっては表示に不具合が生じる可能性がございます。

参考:ビジネスメールの基本マナー

メール文例に加え、ビジネスメールの書き方は総務省のガイドラインも有用です。
総務省公式サイト

「添付させていただきます」の例文|丁寧な言い換えフレーズ

「添付させていただきます」は、ビジネスメールではよく使われる表現ですが、くり返し使うと硬すぎる印象や単調さを与えることも。ここでは、場面に応じた言い換えパターンをご紹介します。

丁寧だけど自然な言い換え例

同じ意味でも、言葉を少し変えるだけでメール全体の印象が柔らかくなります。

資料を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。

添付ファイルにてお送りいたします。内容をご確認いただき、ご不明点があればご連絡ください。

「送付」や「お送りします」などのバリエーション

「添付」以外にも、「送付」「お送りします」といった語を使うことで文章に変化がつきます。

下記資料をお送りいたしますので、ご査収くださいませ。

堅すぎる印象を避けたいとき

相手との関係性が近い場合は、丁寧すぎず、しかし礼儀を失わない表現を選びましょう。

資料を送りますので、ご確認くださいね。

注意|二重敬語に気をつけて

「添付させていただきました」という表現は一見丁寧ですが、「させていただく+ました」は過剰な敬語になることもあります。適切に使い分けましょう。

補足:添付前のチェックリスト

  • 正しいファイルか確認する
  • パスワードが必要な場合は別メールで送る
  • 宛名や会社名のミスがないか見直す

「写真を添付します」方|社内外で使える例文も

仕事で写真をメールに添付する機会、意外と多いですよね!現場の様子を共有したり、証拠資料として送ったりと用途はさまざま。ここでは「写真を添付します」の自然で適切な言い回しを紹介します。

社内向けの例文

フランクすぎない程度に親しみやすい表現がベストです。

〇〇の現場写真を添付いたしますので、ご確認をお願いいたします。

社外向けの丁寧な文例

写真を送る相手が取引先や顧客である場合、丁寧で誤解のない表現を心がけましょう。

ご依頼いただきました〇〇の写真を添付いたしました。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

ファイルの内容説明も加えると◎

写真が複数枚ある場合、何が写っているのかを明記しておくと親切です。

添付の写真は以下の通りです。
1枚目:会場全体の様子
2枚目:ブース設置状況
3枚目:配布物の陳列

圧縮・容量制限の注意点

写真はファイルサイズが大きくなりがち。メール送信時の制限(一般的に20MB前後)に注意しましょう。

※ファイルサイズが大きいため、ZIP形式で圧縮しております。

公的サイト|ファイルサイズに関する注意

メール容量についての詳細は、日本郵便のデジタルサービス案内もご覧ください。

ビジネスメール添付の応用と注意点【トラブル防止のポイント】

Useful tips for attaching business emails
  • 「添付ファイルにてお送りいたします」メール|フォーマルな書き方ガイド
  • 【社内メール】添付ファイル文例|業務連絡で使える例文まとめ
  • 資料送付メール【社外向け】|失礼にならない表現とは
  • ビジネスメール添付容量の目安|送信前にチェックすべき点
  • メールに添付するときの言い方|ビジネスで失敗しないコツ
  • 「添付してください」とはどういう意味?|使い方と注意点を解説
  • ビジネスメール添付のNG例|失礼な表現とその回避法
  • ビジネスメール添付のコツ【初心者向け完全ガイド】
  • 【保存版】ビジネスメール添付例文まとめ10選|すぐに使えるテンプレ集
  • ビジネスメールの添付を総括

「添付ファイルにてお送りいたします」メール|フォーマルな書き方ガイド

「添付ファイルにてお送りいたします」という表現は、ビジネスメールにおいて丁寧で格式ある文面として好まれています。ただし、状況や相手によっては硬すぎる印象を与えることもあるため、文脈に応じて使い分けることが重要です。

この表現はどんな場面で使う?

主に次のような場面で活躍します:

  • 初対面の取引先に資料を送るとき
  • 改まった謝罪や報告書を送付する際
  • 公的な書類や契約書など、重要文書の送信時

この表現を使うことで、文書の重要性や、相手への敬意を伝えることができます。

注意したいポイント

文章が冗長にならないように、他の敬語と重ねないことが大切です。また、「添付ファイルにてお送りいたします」と言いつつ、実際に添付を忘れるのは大変な失態。送信前のチェックを忘れずに。

基本的な例文

平素より大変お世話になっております。
ご依頼いただきました資料を、添付ファイルにてお送りいたします。
ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。

一言加えると親切なパターン

内容や用途を一言添えると、受信者の理解が深まりやすくなります。

本資料は〇月〇日に開催予定の会議資料となります。添付ファイルにてお送りいたしますので、ご確認をお願いいたします。

参考:丁寧な日本語の基本

敬語の適切な使い方については、文化庁のページも参考になります。
文化庁「敬語の指針」

【社内メール】添付ファイル文例|業務連絡で使える例文まとめ

社内でのメールは、丁寧でありつつも過剰な敬語や回りくどい表現を避けるのがポイントです。業務効率や理解のしやすさを重視した文面が好まれます。

社内向けメールの特徴とは?

・敬語は使いつつも、簡潔な表現に
・目的やファイルの内容を明確に
・社内用語は必要に応じて使ってOK

業務報告時の例文

お疲れさまです。〇〇の進捗状況について、報告資料を添付いたします。内容をご確認いただき、ご意見等ありましたらお知らせください。

確認依頼の例文

お世話になっております。以下の議事録を添付いたしますので、内容に誤りがないかご確認ください。

注意点|略語や省略しすぎに注意

社内であっても、誰が見ても分かるように記述することが大切です。とくに異動したばかりの社員などにとっては略語や業界用語がわかりづらいことがあります。

トラブル防止に役立つワンポイント

添付漏れを防ぐには、件名にも「資料添付」と明記するのが効果的です。メール本文・件名・添付ファイルを三点セットでチェックするクセをつけましょう。

資料送付メール【社外向け】|失礼にならない表現とは

社外向けに資料を送付するメールでは、丁寧かつ簡潔な文面が求められます。文面ひとつで会社の印象が左右されるため、形式を守りつつもわかりやすく書くのがポイントです。

構成の基本|テンプレートを押さえる

以下のような流れがオススメです:

  • 冒頭の挨拶と自己紹介
  • 資料送付の目的
  • 添付ファイルについての言及
  • 結びの言葉

例文|初めての相手に送る場合

初めてご連絡させていただきます。株式会社〇〇の△△と申します。
ご依頼いただきました件に関する資料を添付いたしました。ご確認いただけますと幸いです。

例文|既存の取引先に送る場合

いつもお世話になっております。
先日ご依頼いただきました〇〇の件について、資料を添付にてお送りします。ご査収のほどお願い申し上げます。

相手への配慮を忘れずに

受信側が迷わないように、「何の資料か」「どこに注目してほしいか」などを明示することが大切です。また、ファイル名も分かりやすくしておくと親切です。

参考|社外メールのマナー

外部とのやり取りに関するガイドラインは、経済産業省の資料も参考になります。
経済産業省 公式サイト

ビジネスメール添付容量の目安|送信前にチェックすべき点

ビジネスメールでファイルを添付する際に、もっとも見落としやすいのが「容量オーバー」です。送信エラーや受信トラブルを防ぐためにも、あらかじめファイルサイズの上限を理解しておきましょう。

メール添付容量の一般的な目安

多くの企業では、1通あたりの添付容量は10MB以内が基本です。これはプロバイダ側の制限や受信者側のメールボックス容量によって異なるため、より安全なのは5MB以下に抑えること。

受信者の環境を考慮した容量配慮

モバイル回線で受信する相手や、セキュリティが厳しい会社に送る場合は、さらに小さい容量を心がける必要があります。また、企業によってはファイアウォールで特定の拡張子や容量を遮断する設定もされているため要注意。

大容量ファイルの送信方法

どうしても大きなファイルを送りたい場合は、以下のような方法が有効です:

  • ZIP圧縮して容量を減らす
  • オンラインストレージ(Google Drive、Dropbox、OneDriveなど)を利用し、URLで共有
  • 企業間ファイル共有サービス(GigaFile便、ファイルポストなど)を活用

例文|容量に配慮した送信案内

ファイルサイズが大きいため、ZIP形式にて圧縮し添付しております。開封できない場合は、お手数ですがご一報ください。

参考情報|迷惑メールやセキュリティに関するルール

総務省の迷惑メール対策に関する資料も参考になります。
総務省|情報セキュリティ関連情報

メールに添付するときの言い方|ビジネスで失敗しないコツ

メールでファイルを送るとき、毎回「添付します」だけで済ませていませんか?表現のバリエーションを持つことは、受け手への配慮だけでなく、あなたの文章力や印象にも直結します。

基本の言い方と使い分け

  • 添付いたします:もっとも一般的で丁寧な表現
  • 添付させていただきます:少し丁重な表現。社外向けによく使われます
  • 添付ファイルをご確認ください:確認依頼を含む表現
  • 下記ファイルをご参照ください:本文にリンクや記述があるときに適しています

言い換えで印象を調整する

送る相手や内容に応じて、ややくだけた表現や指示的な表現に調整することも大切です。例えば、上司や同僚には「ご確認お願いいたします」よりも「目を通していただければ幸いです」のほうが柔らかい印象になります。

例文|ビジネスでよく使われる言い方

本日ご依頼いただいた〇〇の資料を添付いたしました。ご確認のうえ、ご不明点等がございましたらお気軽にお申し付けください。

注意点|「添付しました」のあとに何も書かないのはNG

単に「添付しました」だけでは、不親切です。何を送ったのか・なぜ送ったのか・どうしてほしいのかを明記しましょう。

「添付してください」とはどういう意味?|使い方と注意点を解説

「添付してください」は一見シンプルな言葉ですが、使いどころを間違えると失礼に聞こえる可能性もある表現です。ビジネスシーンでは、相手との関係性や状況を見極めて使うことが大切です。

意味と使いどころ

この表現は「何かのファイルや資料を、メールに付けて送ってください」という指示・依頼の意味があります。社内でのやり取りや、業務上の確認依頼などで使われることが多いです。

やや強めに響く場合がある

「~してください」は直接的な命令形に近く、場合によっては指示が強すぎると受け取られることがあります。特に目上の人や外部の相手に使う場合は、次のような表現がおすすめです:

  • お手数ですが、添付いただけますと幸いです
  • 可能でしたら、ファイルを添付のうえご返信願います
  • お忙しいところ恐縮ですが、添付のご対応をお願いいたします

例文|依頼表現にアレンジした形

恐れ入りますが、〇〇の資料をご確認のうえ、内容に修正がありましたら、修正後のファイルを添付してご返信いただけますと助かります。

注意点|相手への配慮を忘れずに

「添付してください」を使うときは、業務上の緊急性や背景を説明すると、依頼の納得感が高まります。メールに余計な温度差を生まないための一工夫が、良好な関係維持につながります。

ビジネスメール添付のNG例|失礼な表現とその回避法

ビジネスメールでファイルを添付する際、うっかり失礼な言い回しや、誤解を招く表現を使ってしまっていませんか?一度送ってしまったメールは取り消せないため、言葉選びには慎重さが求められます。ここでは、ありがちなNG例と、それを避けるための具体的な表現をご紹介します。

NG例1:添付したことを明記しない

本文に何も記載せず、ただファイルだけを添付するのは避けましょう。受信者は「これは何のファイル?」「どこまで読めばいいの?」と戸惑ってしまいます。

【NG】
(本文なし、件名のみ)

【OK】
〇〇に関する資料を添付いたしました。ご確認のほどお願いいたします。

NG例2:「添付しました」のみで終わる

「添付しました」だけでは、どのような対応をしてほしいのか伝わりません。ビジネスでは目的や行動を明示するのが鉄則です。

【NG】
ファイルを添付しました。

【OK】
ご査収のうえ、ご不明な点があればご連絡ください。

NG例3:指示が命令形になっている

「添付してください」などの表現も、使い方を誤ると高圧的に受け取られてしまう可能性があります。特に社外や目上の相手には、やや回りくどい表現の方が無難です。

【NG】
資料を添付してください。

【OK】
お手数をおかけしますが、資料をご添付いただけますと幸いです。

ビジネスメール添付のコツ【初心者向け完全ガイド】

初めてビジネスメールでファイルを添付するとき、「これで大丈夫かな?」と不安になりますよね。安心してください!基本のルールさえ押さえておけば、どんな相手にも失礼なく伝えることができます。

1. 件名に目的を明記する

メールを受け取った人が一目で内容を把握できるように、「〇〇資料送付の件」など件名で用件を示しましょう。

2. 本文で添付の内容・目的を説明

メール本文では、どんな資料を、なぜ添付したのかを明確にします。また、「ご確認ください」「ご査収ください」などの行動を促す言葉も添えると親切です。

3. ファイル名はわかりやすく整理

「Document1.pdf」のような曖昧な名前ではなく、「2025年5月営業報告.pdf」など、中身がひと目でわかる名前に変更しておくのがマナー。

4. 容量と拡張子にも注意

添付ファイルが重すぎると相手の受信環境によっては開けないことも。目安としては5MB以内に抑え、可能であればZIP圧縮して送るのがベターです。

例文|初心者でも安心して使えるテンプレ

お世話になっております。〇〇の資料を添付にてお送りいたします。ご確認のほどよろしくお願いいたします。

【保存版】ビジネスメール添付例文まとめ10選|すぐに使えるテンプレ集

忙しいビジネスパーソンの味方!ここでは、さまざまなシチュエーション別に使える「添付ファイル付きメール」のテンプレを10例、まとめてご紹介します。状況に応じてコピペして使えるので、ぜひブックマークを。

1. 一般的な資料送付

資料を添付いたしました。内容をご確認のうえ、ご意見をいただけますと幸いです。

2. 社外取引先への送付

ご依頼のありました〇〇に関する資料を添付いたします。何卒よろしくお願いいたします。

3. 社内上司への報告書送付

本日の会議で使用予定の報告書を添付いたします。ご確認のほどよろしくお願いいたします。

4. 修正依頼を伴う添付

修正を加えた資料を添付いたします。内容をご確認のうえ、問題なければそのままご利用ください。

5. 再送信のケース

先ほどのメールに添付漏れがありましたので、改めて資料を添付してお送りいたします。ご確認ください。

6. 初対面の相手への送付

突然のご連絡失礼いたします。〇〇のご案内資料を添付いたしましたので、ぜひご覧ください。

7. 見積書の送付

お見積書を添付いたしました。ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

8. 請求書の送付

今月分の請求書を添付しております。ご確認のうえ、期日までにお振込をお願いいたします。

9. 資料共有のみの場合

参考までに資料を共有させていただきます。お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。

10. 紹介文書や申込書の送付

ご案内文および申込書を添付しております。内容をご確認いただき、必要事項をご記入のうえご返送ください。

ビジネスメールの添付を総括

  • ファイル添付は目的と内容を明記
  • 社外と社内では敬語表現を使い分ける
  • 上司宛はやや丁寧な文面を心がける
  • 添付ファイル名は具体的に記載する
  • 容量制限があるため圧縮や外部共有を検討
  • 初対面相手には自己紹介と丁寧な挨拶が必要
  • 送信前のファイル確認を習慣化する
  • 写真送付時は説明も添えて丁寧に伝える
  • 添付しましただけでは意図が伝わらない
  • 状況別の例文を準備しておくと安心
  • 丁寧だが不自然な二重敬語は避ける
  • 添付してくださいは命令的に響くことがある
  • 返信を求める場合は明確に伝える
  • メール本文と件名の整合性を見直す
  • 送信前の再確認がミス防止につながる
ABOUT ME
執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。