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ビジネスメール連名の書き方完全版|例文・敬語・順序まで網羅

Complete Guide to Writing Joint Signatures in Business Emails
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ビジネスメールで複数人の名前をどう書けばいいのか…と悩んだことはありませんか?特に、「ビジネスメール連名」のような形式になると、敬称の付け方や宛名の順番、「連名にて失礼致します」という書き出しの使い方など、ちょっとしたことで相手に失礼と取られかねませんよね。

実はこうした迷いは、多くのビジネスパーソンが一度は感じるもの。よくある不安であり、恥ずかしいことではありません。ただし、送信先が取引先や目上の相手となると、メール連名差出人の書き方宛名に複数人いる場合の表現には一層の配慮が求められます。

この記事では、「ビジネス文書宛名連名書き方」や「お礼メール連名差出人」などの実践例を交えながら、基本から応用までしっかり解説。シーン別に適した書き方や避けるべきNG表現まで網羅していますので、「このメール、どう書けば…?」と悩んだその場で役立つ情報が満載です。今すぐ参考にしてください!

  • ビジネスメール連名は敬語や役職順など形式の基本を守ることが前提である
  • 連名の文中表現や署名構成には統一感が必要であり例文からの学習が有効である
  • 形式を間違えると失礼になるためNG例を理解しマナー面での不安を払拭する
  • 実用例と応用方法を知ることでどんな場面でも安心して活用できるようになる

ビジネスメール連名の基本マナーと書き方

Basic Etiquette and Writing Style for Joint Signatures in Business Emails
  • ビジネスメールの連名の書き方|基本マナーを押さえる
  • ビジネスで宛名を連名で書く場合はどうすればいい?
  • 宛名に2名書く場合の書き方とは?
  • 宛名に複数人いる場合どう書く?メール例付きで解説
  • 差出人連名の書き方【ビジネスメール】|自分含むケースの注意点
  • メール差出人の連名の書き方|部署やチーム名を含めるには?

ビジネスメールの連名の書き方|基本マナーを押さえる

ビジネスメールで連名を使う場面は意外と多いものです。たとえば、部署内の複数人が同じプロジェクトに関わっていたり、上司と部下が連名で依頼や案内を出すようなケースがありますよね。ここでは、ビジネスの場で恥をかかないために知っておきたい「連名メールの基本マナー」についてお伝えします。

連名の順番は立場や役職がカギ

連名で名前を書くときには、基本的に役職や社歴が上の人から順に記載します。年功序列の考え方がまだ根強い日本のビジネスマナーでは、順番ひとつで相手に無礼な印象を与えてしまうことも。

敬称の使い方に注意

連名では、敬称(様)を各人の名前に個別につけるのが基本です。例えば「田中太郎様、佐藤花子様」のように書く必要があります。「田中太郎・佐藤花子様」とまとめてしまうのはNGとされます。

宛先と差出人は一致させる

メールの宛名が複数名でも、差出人が一人だけの場合は文面の内容にズレが出ないように注意が必要です。たとえば一人称を「私たち」とすることで、複数人からのメールであることを明示できます。

連名メールは責任範囲も共有される

複数人の名義で送るメールは、その分責任の所在も複数に分散されます。内容や表現についてしっかり合意した上で送信しましょう。

署名のレイアウトは統一感を意識

メールの末尾に記載する署名にも工夫が必要です。部署名や会社名、連絡先などがばらばらだと読みにくくなるため、レイアウトを揃えることで見た目の印象も良くなります。

メールの文面には「連名でのご連絡」と明記する

本文の冒頭や末尾で「本メールは○○部の田中・佐藤より連名でお送りしております」などと一言添えると、受け取る側にも親切です。

ビジネスで宛名を連名で書く場合はどうすればいい?

メールを出す際、「宛名を連名で書きたいけれど、形式がわからない…」と感じたことはありませんか?ここではビジネスメールの宛名を連名にする場合の正しい書き方と注意点について解説します。

宛名に複数人を入れるなら改行を使うのが基本

複数人に向けてメールを送る場合、宛名は1行に詰め込まず、1名ごとに改行して記載するのがマナーです。

株式会社〇〇
営業部 田中太郎様
営業部 佐藤花子様

役職がある人には必ず記載を

宛名には肩書(役職)を必ず明記しましょう。例えば「部長」「課長」などがある場合、それを飛ばして「様」だけにするのは無礼にあたります。

敬称はそれぞれに「様」を付ける

よくありがちな誤りが、「田中太郎・佐藤花子様」のようにまとめて敬称を使ってしまうこと。必ず1名ずつに「様」を付けることが求められます。

人数が多すぎる場合は代表者の名前+「他皆様」もOK

あまりに多くの名前を書くと読みにくくなってしまうため、代表者名+「他皆様」という形式も使えます。ただし、フォーマルな場では全員の名前を書く方が望ましいです。

順番は社内序列を意識する

宛名の並び順も意外にチェックされがち。役職の高い人を先に書くのが通例です。上下関係を誤ると、相手に失礼な印象を与えることも。

全員が同じ部署でも個別に書くのが基本

同じ部署内でも「○○部 田中太郎様」「○○部 佐藤花子様」と分けて書くのが正解です。部署名をまとめてしまわないよう注意しましょう。

宛名に2名書く場合の書き方とは?

2名だけを宛先にする場合、どう書けばいいのか迷う方もいるのでは?ここでは宛名に2名を記載する際の書き方と、気をつけたい細かなポイントをご紹介します。

横並びにせず、縦に並べて記載

2名程度であれば宛名を縦に並べて記載するのが一般的です。横に並べると、読みづらく失礼な印象を与える場合があります。

株式会社〇〇
営業部 田中太郎様
営業部 佐藤花子様

間柄や役職の上下関係も考慮する

たとえ同期や同僚であっても、役職がある方を上位に記載するのが礼儀です。社外の人間であっても、この配慮は必要です。

会社名や部署名を省略しない

名前だけを記載するのは非常に稀なケース。会社名や部署名を明記することで、より丁寧で分かりやすい宛名になります。

敬称「様」はそれぞれに明記

これは繰り返しになりますが、それぞれの名前に「様」を付けるのがマナーです。省略すると失礼にあたるので要注意。

どうしても一行に収めたい場合の注意点

紙面や件名などでスペースに制限があるときには、「田中太郎様・佐藤花子様」と書く方法もありますが、文章中ではなるべく避けるのが望ましいです。

メールの件名にも気を配ろう

宛名が複数になると、件名で誰宛かがわかりづらくなることがあります。件名に「田中様・佐藤様へ」といった補足があると、より親切です。

宛名に複数人いる場合どう書く?メール例付きで解説

ビジネスメールで、宛名が複数人になる場面は意外と多く発生します。例えば、クライアントのチーム全員に宛てて案内を送る場合や、役職者とその部下に同時に連絡したいときなどが該当します。このような場合、誰に対しても失礼のない形式で書くことが重要です。

人数が多いときは代表者+「他皆様」

5名以上など、宛名が多くなる場合は代表者の名前を最初に書き、その後に「他皆様」と続けるスタイルが一般的です。ただし、正式な案内やフォーマルな依頼では全員の名前を明記したほうが丁寧です。

複数人宛てでも敬称「様」は必須

名前が複数並んでも、1人ずつに敬称をつけることがビジネスマナーです。「田中様、佐藤様」と敬称を省略せずに記載しましょう。

並び順は役職・年次に配慮を

特に役職が異なる相手へのメールでは、上位者を先に書くのが基本です。例えば「部長 佐藤様、主任 鈴木様」といった形です。配慮に欠けると、関係悪化につながるリスクもあります。

会社名・部署名の記載も忘れずに

ビジネスの文脈では会社名や部署名を添えて宛名を書くことが望ましいです。個人名だけでは相手を特定できず、混乱を招く可能性があります。

複数人宛てメールの例文

株式会社○○
営業部 部長 佐藤健様
営業部 主任 鈴木一郎様

差出人連名の書き方【ビジネスメール】|自分含むケースの注意点

複数人の名義でビジネスメールを送る場合、自分を含めて連名にしたいというケースも多いですよね。「誰がこのメールを送っているのか」を明確にしながら、受け手に安心感を与える書き方が求められます。

連名で差出人を書くときの基本

署名欄に複数の名前を入れる場合、並び順は役職順が基本です。自分が上司より先に出てしまうと不自然です。例:「部長 佐藤健/主任 鈴木一郎」など。

自分を含めるときは「私たち」で統一

本文中の主語がぶれてはいけません。「私たち」「私ども」などの複数形表現を使って、文体全体を統一させましょう。

敬称「様」は自分には不要

差出人に自分が含まれているとき、自分の名前に「様」をつけてしまうのはNGです。他の人には「様」、自分の名前は敬称なしで記載します。

例文:差出人が2名で自分も含む場合

田中一郎(営業部 主任)
山本花子(営業部 アシスタントマネージャー)
※本メールは、営業部の田中および山本よりご連絡しております。

同じ署名を使い回すのは避ける

個別署名の使い回しで連名メールを送ると、違和感のある構成になることがあります。専用の連名署名を用意するのがスマートです。

返信がほしい相手を明記する

連名メールでは、「誰に返信すればよいか」が曖昧になることも。本文末などで「ご返信は田中までお願いいたします」のように、明示しておくと丁寧です。

メール差出人の連名の書き方|部署やチーム名を含めるには?

個人名だけでなく、部署名やチーム名を含めて連名の差出人を明示したいとき、どのように表記すべきか悩みますよね。相手にとっても「どこから届いたのか」が明確になる書き方を解説します。

部署名+個人名の書き方が基本

差出人の名義には「部署名+氏名」をセットで記載するのが基本です。例えば「マーケティング部 田中一郎」のように表記します。

チーム単位の表記も可能

部署ではなく、プロジェクトやチーム名で括る場合もあります。その際は、「○○プロジェクトチーム」や「△△対策室」などの表記+個人名にするとわかりやすいです。

例文:部署+チーム名を含んだ署名

株式会社ABC
マーケティング部 新商品開発チーム
田中一郎・佐藤花子
※本メールは上記メンバーより連名でご連絡しております。

署名レイアウトは統一感を持たせる

部署名・役職・名前の順番がバラバラになると、非常に読みづらくなります。各名義のフォーマットを揃えることが重要です。

返信先を必ず記載する

部署名義のメールは「どこに返信すればいいの?」と混乱を招く可能性があるため、本文や署名内で明確に記載しましょう。

チーム全体での責任を明確に

チーム名でメールを送る場合は、個人でなくチーム全体が送っていることを強調する文面にすることがマナーです。「私たち」という言葉をうまく活用しましょう。

ビジネスメール連名の応用例とNG表現まとめ

Summary of Applied Examples and Inappropriate Expressions in Business Email Co-signatures
  • メール連名横並び|改行とカンマの正しい使い方とは?
  • メール連名差出人|複数人の役職・名前を自然に伝えるには
  • お礼メールの連名差出人|感謝を伝える正しい文例
  • 連名にて失礼致しますメールの正しい使い方
  • 連名にて失礼致します例文|TPOに応じた使い分け方
  • ビジネスメール連名のNG例|避けるべき失礼表現とは
  • ビジネスメール連名のコツ【初心者向け完全ガイド】
  • 【保存版】ビジネスメール連名例文まとめ10選
  • ビジネスメールの連名を総括

メール連名横並び|改行とカンマの正しい使い方とは?

ビジネスメールで連名を記載する際、名前を横並びにするか改行するか、あるいはカンマやスラッシュで区切るかで迷ったことはありませんか?その使い分けには明確なルールはないものの、読み手にとって見やすく、失礼のない書き方が存在します。

カンマ・スラッシュ・改行の違い

まず、カンマ(,)で区切る方法は、名前を並列に扱うときに一般的です。一方、スラッシュ(/)はそれほどフォーマルではなく、口語的なニュアンスが強くなるため、ビジネスメールでは避けた方が無難です。改行は、人数が多いときや肩書が複雑な場合に推奨されます。

役職がある場合は改行で丁寧に

相手の役職や部署名を含めて書く場合、1人ずつ改行して書くことで、相手への敬意が伝わります。ビジネスマナーとして、受け手が1人1人しっかり認識されていると感じてもらうことが大切です。

カンマ使用時の注意点

カンマで区切るときは敬称「様」を名前ごとに付けることを忘れずに。「田中様、佐藤様、鈴木様」のように、敬称を1人ずつ書くことが基本です。

連名の横並び例(カンマ・改行)

【カンマで横並び】
田中様、佐藤様、鈴木様

【改行で丁寧に】
田中一郎 様
佐藤花子 様
鈴木太郎 様

メールの件名にも注意を

連名にする際、件名にすべての名前を並べるのは避けましょう。件名は簡潔にし、本文冒頭で全員の名前を書くようにするのがスマートです。

メール連名差出人|複数人の役職・名前を自然に伝えるには

差出人を連名にする際、それぞれの氏名だけでなく役職も添えて記載することが大切です。とくに相手が初めて連絡を受けるケースでは、「この人たちはどの立場なのか?」が一目で分かるようにするのが配慮です。

役職順に並べるのが基本

一般的なマナーとして、役職が高い人から順に記載することが望ましいです。これにより、社内・社外問わず上下関係が明確になり、受け取り手が混乱せずに済みます。

名前と役職はセットで表記

単に「田中・佐藤」のように名前だけを記載するのではなく、「営業部 部長 田中一郎/主任 佐藤花子」のように役職とセットにするのが適切です。

自然な書き方の例文

株式会社○○
営業部 部長 田中一郎
営業部 主任 佐藤花子

署名欄では整然と並べる

署名のレイアウトが乱れていると印象が悪くなります。フォントや改行位置を統一し、見やすさを意識して整えましょう。

誰に返信すべきかも明示

連名で送ると、「返信は誰に?」と戸惑わせてしまう可能性があります。必ず「ご返信は田中までお願いいたします」と明記してください。

お礼メールの連名差出人|感謝を伝える正しい文例

複数人の立場から感謝を伝えるお礼メールは、チームとしての誠意を見せる絶好の機会です。ただし、相手に誤解を与えないよう、差出人や文面に一貫性を持たせることが必要です。

「私たち」や「弊社一同」で統一感を

本文中では「私」ではなく「私たち」「弊社一同」といった言い回しを使用し、連名にふさわしい語調を意識します。文体のブレは相手の混乱を招くため注意が必要です。

お礼の対象も具体的に

誰に、何についてのお礼なのかを具体的に明示しましょう。抽象的な表現は感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

お礼メールの連名例文

このたびは貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
私たち○○チーム一同、貴社のご丁寧なご対応に深く感謝申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社○○ プロジェクト推進部
田中一郎/佐藤花子/山本健太

署名の印象も大切

最後の署名部分では、見やすく整ったフォーマットを心がけましょう。名前がずれていたり、フォントがバラバラだと誠意が伝わりません。

件名に「御礼」などを明記

ビジネスメールでは件名も重要な要素です。「○○についての御礼」など明確な件名にすることで、受け手が即座に内容を把握できます。

連名にて失礼致しますメールの正しい使い方

「連名にて失礼致します」という表現、ビジネスメールで見かけたことはありませんか?これは、複数人からの連絡であることを丁寧に伝えるための一文ですが、使い方を間違えると相手に違和感を与えてしまうことも。ここでは、この表現をどのような場面で、どのように使えば失礼にあたらないのか、しっかり解説します。

どんな場面で使うべきか?

このフレーズは主に、差出人が2人以上いるビジネスメールで使います。たとえば、チームでの連絡、部署の連携案件、お客様への共同報告などです。1人の代表者が送信していても、複数名の意思を伝える場合に利用されます。

文章中での自然な位置

冒頭のあいさつ文のあと、もしくは名乗りの後に「連名にて失礼致します」と入れるのが一般的です。あくまで自己紹介に付け加える補足的な役割として機能します。

表現の注意点

一部では「恐縮ですが、連名にて失礼致します」や「連名にてお送りしております」といった派生表現も見られますが、過剰なへりくだりや婉曲表現は逆に読みづらくなるので注意が必要です。あくまでも簡潔かつ明確に。

使い方例

株式会社○○の田中と申します。
このたびは、弊社営業部の佐藤と連名にて失礼致します。
以下、ご案内申し上げます。

「連名にて失礼致します」は定型句

この言葉自体がある程度定型化されており、無理に言い換えようとすると不自然になるケースも。ですので、正しいタイミングと文脈でそのまま使用するのがベストです。

連名にて失礼致します例文|TPOに応じた使い分け方

同じ「連名にて失礼致します」でも、使う場面によって表現のニュアンスや丁寧さを微調整する必要があります。ここでは、「社外メール」「社内メール」「お詫び文面」など、TPOに応じた使い方を例文付きで解説します。

社外メールでの丁寧な使い方

社外とのやりとりでは、ややフォーマルな文章を心がけましょう。特に初めての連絡では、相手に不快感を与えない表現が重要です。

このたびは、弊社○○部の田中および佐藤と連名にて失礼致します。
ご多忙の折、恐れ入りますが下記ご確認のほどお願い申し上げます。

社内メールでのカジュアル表現

社内宛てなら、少し砕けた表現でも問題ありません。ただし、連名であることは明記しましょう。

本件、田中と佐藤の連名にて失礼致します。
ご対応よろしくお願いします。

お詫びを含む文面での配慮

お詫びや報告のメールでは、謙譲の姿勢がより強く求められます。

このたびは弊社の不手際によりご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
本件につきまして、田中および佐藤と連名にて失礼致します。

ケースごとに使い分けを意識

どの表現も正解ですが、状況や相手に応じて選び直す姿勢が、より誠実なビジネス対応につながります。

ビジネスメール連名のNG例|避けるべき失礼表現とは

丁寧なつもりで送ったビジネスメールでも、連名の書き方ひとつで「無礼」「失礼」「読みづらい」と思われてしまうことがあります。ここでは、実際によくあるNG例と、その改善ポイントを紹介します。

NG例①:敬称を省略してしまう

「田中、佐藤」など、名前のみを並べるのは失礼にあたります。必ず1人ずつ敬称「様」を付けるのがマナーです。

NG例②:役職の順序が逆

役職の高い人を後ろに記載するのは避けましょう。部長→課長→一般社員といったように、立場が上の人から記載します。

NG例③:長すぎる連名で読みづらい

5人以上の名前を改行せずにズラズラ並べると、相手は誰が誰だか分からなくなります。改行やリスト形式を活用し、視認性を上げましょう。

改善例

【NG】
田中、佐藤、鈴木、山田、加藤

【改善】
田中一郎 様(部長)
佐藤花子 様(課長)
鈴木太郎 様(主任)
山田優子 様(一般)
加藤健 様(一般)

その他のありがちな失敗

  • 「連名にて失礼致します」が2回以上出てくる
  • 連名で送っているのに署名は1人分だけ
  • 件名と本文の差出人が一致しない

対策まとめ

形式だけでなく、相手の視点で「読んでわかりやすいか」「誰からの連絡か明確か」を常に意識しておきましょう。

ビジネスメール連名のコツ【初心者向け完全ガイド】

ビジネスメールで複数名が差出人となる「連名メール」、正しく書けていますか?実は、連名の使い方には基本マナーやレイアウトの工夫が必要です。特に初心者の方には、「誰の名前をどこに書けばいいの?」「敬称は?改行は?」と悩みが尽きません。ここでは、連名メールの作成にあたって押さえておきたいコツをわかりやすくご紹介します!

差出人を並べる順番に注意

まず、連名で名前を並べる際の順番は非常に大切です。役職や社内での立場が上の人から順に書くのが基本ルール。たとえば、部長→課長→一般社員という流れで記載します。

敬称と役職は省略しない

宛名と同様、差出人名にも敬称(様)や役職をつけることで、相手に丁寧な印象を与えます。社外向けのメールでは「○○部 部長 山田太郎様」のように表記するのが望ましいです。

署名欄にも全員分の情報を記載

本文に連名で記載しただけでは不十分。メール署名欄には、それぞれの部署名・氏名・連絡先を明記しましょう。これは、相手が後で連絡を取る際にも役立ちます。

あいさつ文で連名の理由を明記する

メールの冒頭や名乗りの部分で、なぜ連名で送信しているのかを簡潔に述べると親切です。「本件は○○と○○で担当しておりますので、連名にてご連絡差し上げます」といった一文があると、読み手の理解がスムーズです。

迷ったときはチーム名でまとめてもOK

差出人が多すぎて列挙しきれない場合には、「○○チーム一同」「営業部担当者一同」という書き方も有効です。個人名の明記が難しいときにはこの方法も使えます。

【保存版】ビジネスメール連名例文まとめ10選

連名メールは場面ごとに適した表現が変わります。「提案書送付」「お礼」「謝罪」「日程調整」など、それぞれに合った文面が求められます。ここでは、ビジネスシーン別にすぐ使える例文を10パターンご紹介します!

① 提案書の送付時

○○株式会社 営業部の田中および企画部の佐藤と申します。
このたび、両部署連携のもとご提案資料をまとめましたので、連名にて失礼致します。

② 会議日程のご案内

本件、社内調整を担当しております田中と、現場責任者の佐藤より連名にてご連絡申し上げます。
以下、会議日程のご案内を差し上げます。

③ お礼メール

先日はお時間をいただきありがとうございました。
本件は、営業担当の田中とサポート担当の佐藤で対応しておりますため、連名にて失礼致します。

④ お詫びの連絡

このたびの不手際について、田中および佐藤より心よりお詫び申し上げます。
連名にてのご連絡となりますこと、何卒ご容赦くださいませ。

⑤ 契約書送付時

契約に関するご連絡を、弊社総務部の田中と法務部の佐藤より連名にて差し上げます。
以下、契約書PDFをご確認ください。

⑥ 質問への回答

本件につきまして、開発担当の田中と営業窓口の佐藤が連携して対応いたします。
以下、連名にてご回答いたします。

⑦ クレーム対応

このたびは大変申し訳ございません。
サポート担当の田中と品質管理の佐藤より連名にてご説明差し上げます。

⑧ 打ち合わせの依頼

○○の件、進行を担当しております田中と、仕様確認を担当する佐藤より連名にてご連絡です。
以下、打ち合わせ日程をご確認ください。

⑨ 資料請求への回答

資料の件、田中(営業)および佐藤(技術)より連名にて失礼致します。
添付資料をご覧ください。

⑩ 社内確認メール

本件、田中(企画)と佐藤(総務)で確認いたしましたので、連名にて報告申し上げます。

ビジネスメールの連名を総括

  • 連名メールは役職順に並べる
  • 敬称「様」は一人ずつ必ず付ける
  • 署名は部署名や連絡先も記載する
  • 差出人が複数人でも文体は統一する
  • 自分を含む場合は敬称を外す
  • 改行で名前を分けると丁寧な印象
  • 件名には宛先を明記し混乱を防ぐ
  • 人数が多いときは代表者+他皆様
  • 連名の理由を文中に一言添える
  • 返信先の指定があると親切である
  • NG例を避け印象アップを心がける
  • 部署名とチーム名は整えて表記する
  • マナー違反は信用に直結するので注意
  • 場面別の例文を参考に使い分ける
  • 返信や礼状もマナーを守って送信
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執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。