ビジネスメールで挨拶が初めての相手に送るとき、「どんな書き出しが正解?」「失礼にならない言い方って?」「返信にはどう返せばいいの?」と悩む方は多いものです。とくに初対面の相手や取引先への連絡では、第一印象がそのままビジネス関係の質に直結するため、不安になって当然です。
実際、「初めての相手へのビジネスメール例文」や「社内メールでの挨拶文」など、相手や状況に応じて言い回しが変わるため、マナーや敬語の使い分けに迷うこともあるでしょう。また、「メールで“初めまして”ってどう言えばいい?」といった丁寧表現のバリエーションに悩む声も少なくありません。
本記事では、そうしたお悩みにこたえるべく、書き出し例文・返信時の文例・件名のつけ方まで網羅!誰にでも使える定番フレーズから、相手別・シーン別に調整できる応用表現まで丁寧に解説しています。ビジネスメール挨拶で初めての不安を解消し、すぐに使える文章が見つかる内容になっています。
- ビジネスメール挨拶初めての基本形は名乗り+目的で構成される
- 敬語や句読点の使い方が印象に影響し誠実さを伝える要素となる
- 相手や業種によって表現の丁寧さを微調整する必要がある
- 適切な例文を状況別に知ることで失礼を防ぎ安心して使える
【ビジネスメール】挨拶初めての基本|失礼にならない書き方とは
![[Business Email] Greetings Basics](https://taishokudaikou-service.com/wp-content/uploads/2025/05/1Business-Email-Greetings-Basics-640x360.jpg)
- ビジネスメール初めての相手例文|定番&好印象フレーズ集
- ビジネスメール初めての相手件名|件名で失礼を避けるコツ
- 初めてメールするビジネスメールの書き出し|最初の一文がカギ
- ビジネスメール挨拶の例文|状況別に使えるテンプレ集
- メールで「初めまして」と丁寧な言い方|言葉選びのコツ
- 「初めてご連絡させていただきます」の言い換え|失礼を避ける表現
- ビジネスメールの書き出し挨拶文の例文|迷ったらこの一文
ビジネスメール初めての相手例文|定番&好印象フレーズ集
初めてビジネスメールを送るとき、相手に「丁寧で誠実な人だな」と思ってもらえるかどうかは、文章のトーンや構成に大きく左右されます。とくに、第一印象を決める冒頭部分では、使いやすくて無難な定番フレーズを押さえるのがポイントです。
初対面の相手には「簡潔で礼儀正しい」が基本
初めてのビジネスメールでは、長文や感情的な文は避けましょう。相手が読みやすく、内容がすぐに把握できるという視点が大切です。文章の長さよりも、構成の明快さを優先してください。
よく使われる冒頭の挨拶例
以下は、初対面の相手に使える定番の書き出し文です。
はじめまして。株式会社○○の○○と申します。
突然のご連絡を失礼いたします。
本日は、△△の件でご連絡差し上げました。
この書き出しでは、名乗り・目的・配慮がバランスよく盛り込まれています。
敬語の使い分けが印象を左右する
社外へのメールでは、尊敬語・謙譲語・丁寧語のバランスが問われます。たとえば「お忙しいところ恐縮ですが」「ご確認いただけますと幸いです」といった表現を加えると、社会人としての印象がグッと向上します。
相手の業界や立場に応じた微調整を
法律関係や医療分野の方など、フォーマルさを重視する相手には、よりかしこまった敬語を意識しましょう。逆にスタートアップ系などは、ややカジュアルでも問題ないケースもあります。
結びの定番表現も押さえておこう
以下のような結びフレーズが定番です。
お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
注意点:テンプレ丸出し・砕けすぎはNG
「突然のご連絡失礼します!」など砕けた表現は避け、メールの流れに合わせた柔らかい配慮を加えると、相手の印象が大きく変わります。
ビジネスメール初めての相手件名|件名で失礼を避けるコツ
件名は、メール全体の第一印象を左右する超重要パートです。受信ボックスでは本文よりも先に件名が目に入るため、そこで関心を持たれなければ中身すら読まれません。
理想的な件名の構成
「誰が」「何について」の2点を簡潔に伝えましょう。以下はその一例です。
【資料ご送付の件】株式会社○○・○○より
【商談のご相談】○○サービスについて
冒頭に要件、その後に送り主の情報を入れるのが鉄則です。
やりがちなNG例
以下のような件名は避けましょう。
- 「こんにちは」「お世話になります」など挨拶だけの件名
- 「件名なし」や「無題」
- 目的が不明確な曖昧な表現(例:「少しお話できますか?」)
社外へのメールはより丁寧に
初対面の相手や取引先に送る場合、件名の印象が会社全体の印象にも影響します。社名や要件を明記することで、誠実な印象を与えられます。
件名と本文の整合性をチェック
件名と本文の内容が一致しているかは必ず確認を。例えば件名で「ご挨拶」と書いておいて、本文ではいきなり見積依頼、では相手が混乱します。
文字数は30文字以内がベター
特にスマホでの閲覧を意識する場合、全角30文字以内に収めるのが目安です。長すぎる件名は途中で切れてしまい、用件が伝わりません。
初めてメールするビジネスメールの書き出し|最初の一文がカギ
初対面へのメールでは、「最初の一文」が読む・読まないの分かれ道です。ここでつまずくと、内容がいくら良くても読まれない可能性があります。
「はじめまして」は使ってOK
「はじめまして」は初対面において違和感のない表現ですが、少し丁寧に言い換えるとより印象が良くなります。
はじめまして。株式会社○○の○○と申します。
突然のご連絡を差し上げる失礼をお詫びいたします。
「突然のご連絡…」の表現を工夫しよう
毎回「突然のご連絡失礼します」では味気ない印象になりがち。下記のようにアレンジしても問題ありません。
- 「恐れ入りますが、初めてご連絡差し上げます」
- 「突然のご連絡となり恐縮ですが…」
最初に伝えるべき3要素
1. 自己紹介(社名+氏名)
2. なぜ連絡したか(目的)
3. 相手への配慮(恐縮・失礼など)
この3つを自然に繋げることで、スムーズな導入文になります。
要件から入るのはNG
いきなり「資料を送ります」など、唐突な入りは避けてください。ビジネスマナー上、前置きは省略できないものと考えましょう。
テンプレ感を抑えるひと工夫
「定番」=「雑」ではありません。たとえば「貴社のホームページを拝見し、興味を持ちました」など、相手に関心を寄せた一言を入れると、丁寧な印象になります。
ビジネスメール挨拶の例文|状況別に使えるテンプレ集
ビジネスメールにおける挨拶は、単なる定型文ではなく、相手との信頼関係を築く第一歩です。とくに文頭の挨拶は、文全体の印象を決定づけるため、状況に応じて的確なフレーズを選ぶことが大切です。
まずは基本!初対面の相手への挨拶
初めての連絡でよく使われる文言は以下の通りです。
はじめまして。株式会社〇〇の〇〇と申します。
突然のご連絡を差し上げること、失礼をお許しください。
本日は〇〇の件につきましてご連絡させていただきました。
このように、名乗り+配慮+目的の流れを押さえましょう。
既存の取引先に送る場合
過去にやりとりがある場合、より簡素で実用的な挨拶が適しています。
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。
本日は〇〇についてご連絡差し上げました。
「お世話になっております」は日本のビジネスマナーでは定番中の定番です。
久しぶりの連絡時の挨拶
しばらくやりとりがなかった相手には、少し気遣いのある表現を加えます。
ご無沙汰しております。株式会社〇〇の〇〇でございます。
その節は大変お世話になりました。
過去の関係性に言及するだけで、印象がやわらかくなります。
社内向けメールでの挨拶
社内メールでも挨拶は必要です。ただし、過度に堅苦しくせず、簡潔さを重視します。
お疲れさまです。営業部の〇〇です。
〇〇の件でご連絡いたします。
社内ではフランクさと敬意のバランスが求められます。
注意点:状況に合わない言い回しは避ける
「お世話になっております」を初対面で使うのは、やや不自然です。相手との関係性に応じた挨拶表現を心がけましょう。
メールで「初めまして」と丁寧な言い方|言葉選びのコツ
「初めまして」はシンプルで便利な表現ですが、かしこまったビジネスメールでは、より丁寧な表現に言い換えることで、受け手に良い印象を与えることができます。
定番フレーズ「はじめまして」だけで終わらせない
単純に「はじめまして」だけだと、少し素っ気なく見えることがあります。そこで下記のような文を活用しましょう。
はじめまして。株式会社〇〇の〇〇と申します。
突然のご連絡を差し上げること、ご容赦ください。
定型文でも一手間加えるだけで印象が変わります。
「突然のご連絡失礼いたします」はまだ現役
長らく使われてきたこの表現ですが、今でも違和感なく使えます。ただし、言い換えると柔らかさが増す場合も。
恐れ入りますが、初めてご連絡差し上げます。
より丁寧にしたい場合の一例
信頼性をより高めたい相手には、こんな表現もおすすめです。
突然のご連絡を差し上げますこと、大変恐縮でございます。
初めてご連絡差し上げます、株式会社〇〇の〇〇と申します。
「恐縮」「差し上げます」などの敬語を使うと、丁寧な印象になります。
「初めまして」を避けた方がよい場面
・お詫びメール
・苦情への対応
このような場面では、「初めまして」の代わりに目的に直結する敬語表現を優先しましょう。
実際に使用されている例を見て学ぼう
総務省のビジネスマナー資料など、公的なマニュアルも参考になります。
参考:総務省|ビジネスメールの基本
「初めてご連絡させていただきます」の言い換え|失礼を避ける表現
「初めてご連絡させていただきます」というフレーズは広く使われていますが、敬語としてやや不自然な点があるため、状況に応じて言い換えたほうがよい場合があります。
文法的には「二重敬語」に注意
「ご連絡させていただきます」は「ご連絡」+「させていただく」と敬語が重なっており、ややくどい印象になることがあります。ビジネスの相手によっては、違和感を持たれることも。
言い換えのパターンを覚えておこう
以下のような表現が適切です。
- 「初めてご連絡差し上げます」
- 「恐れ入りますが、初めてご連絡申し上げます」
- 「初めてご連絡をいたします」
フレーズの具体例
恐れ入りますが、初めてご連絡差し上げます。
株式会社〇〇の〇〇と申します。
このたびは、〇〇に関してご相談させていただきたくご連絡いたしました。
相手の時間を尊重する言い回しが重要です。
相手の属性に応じて使い分けを
目上の方・役職者・行政機関など、丁寧すぎる表現が求められる場面では、「ご連絡差し上げます」や「ご連絡申し上げます」が望ましいです。
言い換えすぎて逆に不自然な例も
「初めてご一報差し上げます」といった表現は、文語的で古臭くなる恐れがあります。現代ビジネスに合った、自然で明快な表現を選びましょう。
ビジネスメールの書き出し挨拶文の例文|迷ったらこの一文
書き出しは、メール全体の雰囲気を左右する超重要ポイントです!とくにビジネスメールでは、冒頭の一文で「この人、できるな」と思ってもらえるかが決まると言っても過言ではありません。まず押さえておくべきは状況に応じた“型”を使い分けること。そのうえで、自分の言葉で丁寧に伝える姿勢が求められます。
まずは基本の型|定番だけど外さない言い回し
どんなシーンにも対応できる基本形はこちら!
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇です。
本日は〇〇についてご連絡いたしました。
名乗り+感謝の挨拶+目的という王道スタイル。この流れを押さえておけばまず問題ありません。
初対面・初回連絡時の印象アップ例文
「はじめまして」だけでは味気ない?それならこんな書き出しがおすすめです!
はじめまして。突然のご連絡を差し上げる失礼をお許しください。
私、株式会社〇〇の〇〇と申します。
このたびは、〇〇の件でご連絡差し上げました。
「突然の~失礼をお許しください」というフレーズを挟むことで、丁寧さと気配りが伝わります。
社内メールでも手を抜かない!
社内向けでも挨拶は必須!でもフレンドリーにすることで温度感が出ます。
お疲れさまです。〇〇部の〇〇です。
〇〇の件について、以下ご確認をお願いいたします。
社内では形式美よりもスムーズな伝達が大切。ただし「お疲れさまです」は目上の人にも使える万能表現です。
長期連絡がなかった相手へのリスタート
久しぶりのメールにありがちな「あれ、誰だっけ?」を防ぐにはコレ!
ご無沙汰しております。株式会社〇〇の〇〇でございます。
前回のご連絡からお時間が空いてしまい、失礼いたしました。
本日は〇〇の件でご連絡差し上げました。
「前回の~からお時間が空いて」のフレーズで配慮を見せましょう。
いきなり本題に入らない!一文で印象が変わる
いきなり「〇〇の件で~」から始まるメールは、どうしても業務的で冷たい印象になりがち。たった一文「お世話になっております」や「ご無沙汰しております」などを入れるだけで、文章の印象が一気にまろやかになります。
メール文化における挨拶の社会的意味とは?
メール冒頭の挨拶は、単なる習慣ではなく、相手との人間関係を円滑にするための潤滑油です。総務省のマナー集などでも、書き出しの重要性が触れられています。
【ビジネスメール挨拶】初めての相手への応用テクニック
![[Business email greetings] How to use when greeting someone for the first time](https://taishokudaikou-service.com/wp-content/uploads/2025/05/2Business-email-greetings-How-to-use-when-greeting-someone-for-the-first-time-640x360.jpg)
- 【ビジネスメール】初めての相手返信|好印象を与える返し方
- メール挨拶で初めての返信|タイミングと内容の正解とは?
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- 社内メール挨拶初めて|社内でも印象が決まる!
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- 【ビジネスメール挨拶】初めてのコツ【初心者向け完全ガイド】
- 【保存版】ビジネスメール挨拶|初めての例文まとめ10選
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【ビジネスメール】初めての相手返信|好印象を与える返し方
初めて連絡をもらった相手への返信メール。これはビジネスマナーが試される場面です。ここで雑な対応をしてしまうと、相手に不信感を与える原因にもなりかねません。返信メールでは「丁寧さ」「スピード感」「情報の明確さ」の3つを意識しましょう。
返信は24時間以内が原則
初めてのメールには、なるべく早く返信するのが鉄則。ビジネスでは「24時間以内の返信」が暗黙の了解になっていることが多いです。仮に回答に時間がかかる内容であっても、「受け取りました」「後ほどご連絡します」といった一報を入れるだけで印象は格段に違います。
文頭の挨拶と自己紹介を忘れずに
相手はまだあなたをよく知りません。返信メールであっても、社名・氏名・役職などの基本情報はきちんと記載しましょう。
株式会社○○ ○○様
はじめまして。株式会社△△の△△と申します。
このたびはご連絡いただき、誠にありがとうございます。
相手の内容に触れてから返答する
メールをもらった側として、まず相手の内容を受け止める姿勢が大切です。「ご提案の件、拝見いたしました」「お問い合わせいただいた件につきまして」など、しっかり内容に触れてから自分の話に移ると、誠実な印象になります。
署名には連絡先も添える
最後に忘れてはならないのが署名です。返信であっても、電話番号や所属部署などを記載した署名は必ず入れましょう。
メール挨拶で初めての返信|タイミングと内容の正解とは?
初めての返信メールで、どんな挨拶文が適切なのか迷っていませんか?ここで大切なのは、過不足なく、丁寧な言葉で感謝と自己紹介を伝えることです。相手に対する敬意を感じられる文面は、それだけで信頼されやすくなります。
基本の返信挨拶パターン
定番の挨拶文は以下のような形が使いやすく、失礼がありません。
株式会社〇〇 〇〇様
お世話になっております。株式会社△△の△△でございます。
このたびはご丁寧なご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
このパターンであれば、どんな業界でも無難に使えます。
初対面の相手には「はじめまして」も加える
返信といえども初めてやり取りをする相手には、「はじめまして」の一文を添えると好印象です。たとえば以下のような形が自然です。
はじめまして。株式会社〇〇の〇〇と申します。
このたびはお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。
お詫びが必要なケースでは率直に
返信が遅れた、内容の一部にミスがあったなどの場合は、素直にお詫びを入れましょう。
ご返信が遅くなり、申し訳ございません。
お待たせいたしましたが、下記の通りご回答申し上げます。
相手のメール内容を引用して整理する
とくにやり取りが長くなる場合は、相手のメールの一部を引用し、文脈を整理することで相手にも読みやすくなります。
取引先挨拶で初めての例文|信頼感を得る書き方のコツ
新しい取引先への初回挨拶メールは、ビジネス関係の第一印象を決める場面です。誤解を避け、信頼感を築くには、簡潔で丁寧、かつ目的が明確な文面が求められます。
件名は「ご挨拶のご連絡」が基本
まず、メールの件名で相手に「何のメールか」をはっきり伝えることが大切です。
【ご挨拶】株式会社〇〇〇〇より〇〇の件に関するご連絡
自己紹介は簡潔に・具体的に
名刺交換がまだであれば、自己紹介をメールで補う必要があります。
突然のご連絡失礼いたします。
私、株式会社〇〇の〇〇部に所属しております、〇〇と申します。
このたび〇〇のご縁をいただき、初めてご連絡差し上げました。
なぜ連絡したか、目的を明示
「なぜ連絡したのか」を明示することで、相手もすぐに状況を把握できます。目的がぼやけていると、かえって不信感を抱かれかねません。
結びの言葉にも配慮を
最後は、「今後ともよろしくお願いいたします」など、今後の関係性に期待を込めた言葉で締めくくりましょう。
署名欄は会社の信用そのもの
住所、電話番号、メールアドレス、会社URLなどをきちんと記載することで、相手に安心感を与えます。あえて法人情報ページのリンクを添えるのも良策です。
社内メール挨拶初めて|社内でも印象が決まる!
社内メールでの初めての挨拶、ついつい軽く見てしまいがちですが、実はここが印象を左右する大事な分岐点なんです!特に異動後や入社直後、部署間で初めてやり取りする時など、最初の一通がその後の関係性に響くことも。だからこそ、礼儀をわきまえた文面で信頼を築く意識が必要です。
まずは「誰に」「何のために」送るかを整理する
社内メールといえど、相手との関係性や状況で文面は変わります。たとえば次のようなシーンでは、それぞれの目的を押さえることが重要です。
- 他部署への初連絡:業務依頼や報告の目的を明確に
- 直属の上司への連絡:敬意と報告の意図を込めて
- 新入社員からの挨拶:自己紹介+意気込み
例文:異動後の初メール(上司・チームメンバー宛)
お疲れ様です。
このたび〇〇部より異動してまいりました、△△と申します。
今後は□□の業務を担当させていただく予定です。
至らぬ点も多々あるかと思いますが、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
フランクになりすぎるのはNG
気軽な雰囲気がある社内でも、初めてのメールでは丁寧な言葉づかいを徹底するのが基本。「よろしくです」「了解しました」などの略語やタメ口調は避けましょう。
署名や送信タイミングにも配慮を
部署名、名前、連絡先などの署名を省略しないことで、相手が返信しやすくなります。また、始業直後や昼休み明けなど、落ち着いた時間帯を選んで送信するのもスマートです。
【ビジネスメール挨拶】初めてのNG例|避けるべき失礼表現とは
初めてのビジネスメール、緊張していると「え、それアウトだったの!?」なんて表現をうっかり使ってしまうことも…。丁寧なつもりが逆にマナー違反になっていることもあるんです。ここでは特にありがちなNG例を紹介し、避けるべき表現について解説します!
NG例①:「突然のメール失礼します」
一見丁寧に見えるこの表現、今ではややネガティブな印象を与えてしまうことも。より前向きな印象にしたい場合は、次のように言い換えるのがベターです。
はじめまして。株式会社〇〇の△△と申します。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご連絡差し上げました。
NG例②:「ご苦労様です」
この言葉は目上の人には使わないのが原則。「お疲れ様です」がビジネスシーンでは一般的です。上下関係が不明な相手にも無難に対応できます。
NG例③:「よろしくお願いします」だけで締める
挨拶や文末の言葉が曖昧すぎると、意図が伝わらないことも。以下のように補足するのが望ましいです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒ご確認のほどよろしくお願いいたします。
NG例④:敬語の誤用
「ご連絡させていただきます」は敬語のように見えて、二重敬語とされることもあります。「ご連絡いたします」のほうが自然で確実です。
ビジネスマナーを学びたい方へ
正しい敬語や表現について深掘りしたい方は、文化庁の資料が参考になります。
文化庁|敬語の指針
【ビジネスメール挨拶】初めてのコツ【初心者向け完全ガイド】
はじめてのビジネスメール、何を書けばいいか迷っていませんか?そんなあなたに向けて、「挨拶文だけで相手の信頼をつかむ」ためのポイントをまとめました。少しの意識でグッと印象がよくなるコツを紹介します!
挨拶文は「前提→目的→お願い」の順で
構成を整えると、読み手が内容をすぐ理解しやすくなります。
- 前提:自分が誰か
- 目的:なぜメールを送っているか
- お願い:何をしてほしいか
挨拶に使える定番フレーズ
まずは以下のようなテンプレートを押さえておくと安心です。
お世話になっております。
株式会社〇〇の△△と申します。
このたびは〇〇についてご連絡いたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。
相手の属性に応じて言い回しを変える
社外の取引先、年上の上司、同僚など、相手に合わせた言葉遣いも重要です。同じ「よろしくお願いします」でも、「お願い申し上げます」とすると、より丁寧になります。
誤字脱字のチェックは必須!
どれだけ内容が丁寧でも、誤字があると一気に信頼が下がるのがビジネスメール。送信前に見直すクセをつけましょう。
まとめて学べる外部資料
ビジネスメール全般のマナーを学ぶなら、総務省のガイドも役立ちます。
総務省|ビジネス文書の基本
【保存版】ビジネスメール挨拶|初めての例文まとめ10選
ビジネスメールでの挨拶は、第一印象を決める重要なポイントです。特に「初めて」の相手に対しては、丁寧で配慮ある表現が求められます。ここでは、初対面のビジネス相手に送るメールで使える定番フレーズ10選を厳選しました。状況別に分類しているので、使い分けもしやすくなっています。
新規取引先への初メールで使える挨拶文
初めてご連絡差し上げます。○○株式会社の△△と申します。貴社のホームページを拝見し、ぜひ一度お話を伺いたくメールいたしました。
展示会などで名刺交換した相手へのお礼メール
先日は展示会にて貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。改めまして、○○株式会社の△△と申します。
共通の知人を通じて紹介された相手への初挨拶
△△様よりご紹介いただきました、○○株式会社の□□と申します。この度はご縁をいただき誠にありがとうございます。
取引開始のご挨拶として
このたびはお取引の機会を賜り、誠にありがとうございます。○○株式会社の△△と申します。何卒よろしくお願い申し上げます。
資料送付時の初メール
突然のご連絡失礼いたします。○○株式会社の△△と申します。資料を添付しておりますので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。
アポイント調整時の最初のご連絡
お忙しいところ失礼いたします。○○株式会社の△△と申します。貴社とご面談の機会を頂戴したく、ご連絡差し上げました。
同業他社へリサーチや情報交換のお願いメール
初めてご連絡いたします。突然のメールで恐縮ですが、貴社の事例についてぜひお話をお伺いしたく、ご連絡差し上げました。
メディア取材依頼の際の挨拶
突然のご連絡失礼いたします。○○メディアの△△と申します。貴社の取り組みについて、ぜひ取材させていただけないかとご連絡いたしました。
採用に関する企業からの問い合わせメール
お世話になります。○○大学のキャリアセンターの△△と申します。貴社の求人情報についてお伺いしたく、ご連絡いたしました。
業務委託の提案メール
お忙しい中ご連絡失礼いたします。○○株式会社の△△と申します。御社の○○業務に関し、当社サービスをご提案させていただきたくご連絡いたしました。
このように、状況に応じた表現を選ぶことで、相手に対する敬意や礼儀を的確に伝えることができます。ビジネスメールでは「気遣いの文面」が信頼につながる一歩です。なお、ビジネスマナー全般に関する公的ガイドラインは、厚生労働省の公式サイトでも紹介されています。
ビジネスメール挨拶の初めてを総括
- 初めての相手には名乗りから始める
- 目的を明確にしてから本文へ移る
- 冒頭には配慮の言葉を加える
- 定番フレーズを覚えて活用する
- 敬語のバランスを丁寧に整える
- 件名は用件と会社名を簡潔に書く
- 30文字以内の件名に収める
- メールの導入は唐突に始めない
- 相手の立場に応じた丁寧さを意識
- 署名には連絡先を正しく記載する
- テンプレ丸出しの文章は避ける
- 返信は24時間以内が目安
- 失礼表現や略語は絶対に避ける
- 社内メールも礼儀ある言葉遣いで
- 初めての文面には安心感を添える