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【保存版】ビジネスメール問い合わせの書き方と例文集

[Saved Edition] How to write a business email inquiry and a collection of sample sentences
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスシーンで欠かせない「ビジネスメール問い合わせ」。しかし、「初めてで例文が知りたい」「どう書けば失礼じゃないの?」「個人でも送っていいの?」と、戸惑う人は少なくありません。特に相手が企業だったり、お店だったりすると、書き出しから結びまで迷うことばかりです。

実際、「質問があります」や「御社の商品について」など、表現ひとつで印象が大きく変わってしまうのが問い合わせメールの難しさ。書き方や敬語のマナーに自信がないまま送ってしまい、あとから不安になる…というのはよくある話です。

この記事では、問い合わせメール例文【初めて】や商品問い合わせメール例文問い合わせメール書き方【お店編】など、シーン別・立場別にわかりやすく解説。ビジネスメールの問い合わせの締めや丁寧な問い合わせの言い方など、印象アップのコツまでしっかりカバーします。安心してメールを送れるよう、ぜひ参考にしてみてください。

  • ビジネスメール問い合わせの基本構成を理解し誤解のない文面を作成することが第一歩である
  • 問い合わせ内容は箇条書きや具体的な例文を活用し相手に配慮した伝え方を心がけるべきである
  • 敬語や言い回しのミスは信用低下に直結するため正しいマナーを実例とともに確認すべきである
  • 相手の立場や距離感に合わせた表現を選ぶことで丁寧で印象の良いビジネスメールとなる

ビジネスメール問い合わせの基本マナーと書き方

Basic Etiquette and Writing Style for Business Email Inquiries
  • 問い合わせメール書き方例文|初めてでも失礼のない文面にするには
  • 問い合わせメール例文【初めて】|新社会人・学生向けシーン別テンプレ
  • 丁寧な問い合わせの言い方とは?印象アップにつながるフレーズ集
  • 「質問させていただきます」のビジネスメール言い換え|柔らかく伝えるコツ
  • メールで問い合わせをするとき「御社」は使える?表現の正しい使い分け
  • 問い合わせメールのNG例|ありがちな失礼表現とは

問い合わせメール書き方例文|初めてでも失礼のない文面にするには

初めて問い合わせメールを送るとき、多くの人が「どう書けば失礼にならないのか」「堅すぎても読みにくいのでは」と悩みがちです。ここでは、基本構成から文例までしっかり押さえて、丁寧で失礼のない問い合わせメールを書く方法をご紹介します。

メール構成は4ステップで考える

基本の構成は以下の通りです。

  • ① 宛名(会社名+担当者名)
  • ② 名乗り(自分の氏名・所属)
  • ③ 用件(要点を明確に)
  • ④ 結び(丁寧な締めと署名)

この構成を守れば、社会人として失礼のないメールになります。

文面は端的に、でも丁寧に

問い合わせ内容は、回りくどくせずに簡潔に書きましょう。ただし、簡潔=雑ではありません。相手の立場を意識して、敬語や助詞に配慮することで「丁寧さ」が伝わります。

書き出しのポイント

メールの冒頭は季節の挨拶よりも、「突然のご連絡失礼いたします」「お世話になっております」などの定番フレーズが無難です。特に初対面の場合は「突然のご連絡…」の方が相手に違和感を与えません。

例文を紹介

件名:商品仕様に関するお問い合わせ

株式会社〇〇〇〇
営業部 ご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。
〇〇大学経済学部の田中太郎と申します。
貴社が販売されている「〇〇〇〇」について、いくつか質問がありご連絡差し上げました。

お忙しいところ恐縮ですが、以下の点についてご教示いただけますと幸いです。
・〇〇〇の素材は〇〇ですか?
・販売店での取り扱いはありますか?

お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

田中太郎
〒000-0000 東京都〇〇区〇〇1-2-3
電話:090-0000-0000
メール:taro@example.com

注意点もチェック

・件名は内容を端的に伝えるものにする
・署名を省略しない(学生や個人でも)
・長文にしすぎない

問い合わせメール例文【初めて】|新社会人・学生向けシーン別テンプレ

「問い合わせメールを初めて書く」という新社会人や学生に向けて、具体的なシチュエーション別のテンプレートをご紹介します。型にはまる必要はありませんが、基本を押さえることでグッと伝わりやすくなります!

新社会人:商談日程の確認

ビジネスの現場でまず出てくるのが「日程調整」。メールでの問い合わせは第一印象を左右するので丁寧さが必須です。

件名:打ち合わせ日程のご相談

株式会社〇〇〇〇
〇〇様

お世話になっております。株式会社〇〇の佐藤と申します。
先日はお打ち合わせのお時間をいただき、誠にありがとうございました。

次回の打ち合わせ日程について、以下の日程でご都合はいかがでしょうか?
・5月10日(水)午前10時~
・5月11日(木)午後2時~

ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

佐藤健太郎
株式会社〇〇 営業部
電話:03-0000-0000
メール:sato@example.com

学生:会社説明会に関する問い合わせ

就職活動中、会社説明会に関する問い合わせメールはよく使われます。敬語と礼儀が特に大切です。

件名:会社説明会についての質問

株式会社〇〇〇〇
人事ご担当者様

突然のご連絡失礼いたします。〇〇大学法学部3年の山本と申します。
貴社の会社説明会について、以下の件でお伺いしたくご連絡させていただきました。

・オンラインでの開催予定はありますか?
・当日の服装指定はありますか?

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

山本花子
メール:hanako@example.com

場面に応じて言葉遣いを調整しよう

「失礼のない言葉遣い」に正解はありませんが、相手との距離感や立場によって変える意識は大切です。目上の相手なら「お伺いします」、フランクな相手なら「教えていただけますか?」など、自然な敬語を使いましょう。

丁寧な問い合わせの言い方とは?印象アップにつながるフレーズ集

丁寧な問い合わせは、それだけで相手に好印象を与えます。ここでは、実際にメールや会話で使える表現を中心に、状況別にフレーズをまとめました。

基本の丁寧表現はこれ

日常的に使いやすい問い合わせ表現を以下にご紹介します。

  • 「お手数ですが〜していただけますでしょうか」
  • 「恐れ入りますが〜についてご教示ください」
  • 「差し支えなければ〜」
  • 「〜いただけますと幸いです」

「教えてください」は「ご教示ください」にするだけで印象がまるで違います!

NGフレーズとその理由

  • ✕「知りたいです」→稚拙な印象になる
  • ✕「返信ください」→命令形はNG
  • ✕「〜ってどうなんですか?」→口語的でカジュアルすぎ

このような言葉は、特にビジネスメールでは避けましょう。

言い換え例一覧

・「教えていただけますか?」→「ご教示いただけますでしょうか」
・「わかりません」→「不明な点がございます」
・「お願いします」→「お願い申し上げます」

一歩差がつく結びフレーズ

問い合わせの最後には次のような表現を使うとより丁寧になります。

  • 「お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます」
  • 「ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認のほどお願いいたします」

参考:ビジネス文書における言葉遣いの指針

丁寧語・尊敬語の使い方は文化庁の「敬語の指針」でも紹介されています。詳しくは以下をご確認ください。
文化庁|敬語の指針

「質問させていただきます」のビジネスメール言い換え|柔らかく伝えるコツ

「質問させていただきます」は一見丁寧に見えますが、使い方によっては堅苦しく感じられたり、状況によっては違和感を覚えさせることもあります。そこで今回は、この表現の適切な言い換え方や、状況に応じた柔らかい言い回しをご紹介します。

「質問させていただきます」は何がいけない?

この表現が不自然に聞こえる理由は、「させていただく」が二重敬語になりやすく、文脈によっては過剰敬語とみなされるからです。また、「質問します」でよいところを無理に丁寧にしようとして、かえって冗長になるケースが多いです。

言い換え表現のパターン例

以下のように表現を変えることで、より自然で丁寧な印象を与えられます。

  • ご質問させていただきます → ご質問させていただいてもよろしいでしょうか
  • 質問させていただきます → お伺いしたい点がございます
  • お聞きしたいのですが → ご教示いただけますと幸いです

状況に応じたフレーズ選び

・初対面の企業宛:お伺いしたい点がございます/ご教示いただけますでしょうか
・取引先など関係がある程度できている場合:念のため確認させていただきたく存じます
・カジュアルでも失礼にしたくないとき:少々お尋ねしてもよろしいでしょうか

例文

件名:商品についてのお伺い

株式会社〇〇〇〇
ご担当者様

お世話になっております。〇〇株式会社の山田と申します。
貴社製品「〇〇〇〇」につきまして、いくつかお伺いしたい点がございますので、ご連絡差し上げました。

お忙しいところ恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

メールで問い合わせをするとき「御社」は使える?表現の正しい使い分け

ビジネスメールで相手企業について話す際、「御社(おんしゃ)」と「貴社(きしゃ)」のどちらを使えばいいのか迷った経験、ありませんか?この使い分けを間違えると、相手に「ビジネスマナーがなっていない」と思われてしまう可能性があります。

「御社」と「貴社」の違いを理解する

この2つの違いはズバリ「使う場面」です。

  • 御社:話し言葉(電話・対面)で使う
  • 貴社:書き言葉(メール・書類)で使う

つまり、メールや書類の文面では「御社」ではなく「貴社」を使うのが原則です。

例文で確認しよう

誤:御社の商品について質問させていただきます。
正:貴社の商品についてお伺いしたく、メールを差し上げました。

間違えた場合の対処法

一度送信してしまっても、訂正メールを送る必要はありません。ただ、次回からは正しい言葉遣いに注意するだけで大丈夫です。気づいたときにメモしておくと今後のミス防止に役立ちます。

「御社」以外の表現も活用しよう

メールの中で「貴社」を何度も繰り返すのは避けたいところ。そんな時は以下のような言い換えも可能です。

  • 貴社製品 → 貴社のサービス/貴社取り扱い商品
  • 貴社ご担当者 → ご担当者様/担当の方

問い合わせメールのNG例|ありがちな失礼表現とは

問い合わせメールでよくある「うっかりミス」や「ついやってしまう失礼表現」をそのまま送ってしまうと、相手に不快感を与えることがあります。ここでは、特に注意すべきNG表現を取り上げ、改善ポイントを具体的に解説します。

NG表現の具体例

以下のような表現は控えるべきです。

  • 「教えてください」→ 命令的な印象を与えやすい
  • 「早く返事ください」→ 相手の都合を無視している
  • 「わかりません」→ 率直すぎて配慮が足りない

改善例

それぞれのNG表現に対して、以下のように書き換えると柔らかくなります。

  • 「教えてください」→ ご教示いただけますと幸いです
  • 「早く返事ください」→ お忙しいところ恐縮ですが、〇日までにご回答いただけますと助かります
  • 「わかりません」→ 不明な点がございましたので、お伺いさせていただきたく存じます

丁寧でもしつこいと逆効果

丁寧な言い回しでも、何度も同じことを聞くのはNGです。問い合わせ内容は1通のメールにまとめて、相手の手間を減らしましょう。複数質問があるときは、番号や箇条書きで整理すると親切です。

例文:避けたい表現とその修正版

誤:商品の詳細が知りたいです。早めに返信ください。

正:貴社商品〇〇の仕様について、いくつかお伺いしたくメールを差し上げました。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。 

ビジネスメール問い合わせの例文と活用シーン別のコツ

Sample business email inquiries and tips for different situations
  • 【企業】問い合わせメール例文|ビジネスで信頼される書き方とは
  • 問い合わせメール客側の例文|サービスや商品に関する質問の伝え方
  • 問い合わせメール書き方【お店編】|店舗宛に丁寧な内容を送るには
  • 商品問い合わせメール例文|在庫確認・詳細質問に使える例
  • 問い合わせメール例文【個人向け】|フリーランス・副業で使える文面
  • ビジネスメールの問い合わせの締め|好印象で終える定番フレーズ
  • ビジネスメール問い合わせのコツ【初心者向け完全ガイド】
  • 【保存版】ビジネスメール問い合わせ例文まとめ10選
  • ビジネスメール問い合わせを総括

【企業】問い合わせメール例文|ビジネスで信頼される書き方とは

ビジネスシーンで企業宛に問い合わせメールを送る際、ただ丁寧に書けばいいわけではありません。重要なのは「読み手の立場を想定した構成」と「簡潔で誤解のない表現」です。ここでは、企業とのやり取りで信頼を築ける問い合わせメールの基本と、実際に使える例文をご紹介します。

企業宛メールに必要な構成要素

以下の項目を押さえることで、ビジネスマナーにかなったメールになります。

  • 件名:内容が一目で分かる簡潔なタイトル
  • 宛名:会社名+担当部署や担当者名(不明な場合は「ご担当者様」で可)
  • 名乗り:自社名と自分の名前
  • 本文:問い合わせの主旨、背景、要点
  • 結び:お礼と返信依頼の表現

避けたい表現と注意点

・「至急対応願います」などの一方的要求は避ける
・長文すぎる説明は読みづらく、要点が伝わりにくくなります
・相手の立場を考え、依頼文には柔らかさを持たせるのがコツです

例文

件名:〇〇製品に関する仕様のご確認

株式会社△△△△ ご担当者様

いつもお世話になっております。〇〇株式会社 営業部の田中と申します。
貴社ホームページに掲載の製品「○○○○」について、以下の仕様についてご教示いただけますでしょうか。

・対応OSについて
・納期目安について

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

問い合わせメール客側の例文|サービスや商品に関する質問の伝え方

消費者として商品やサービスに疑問が生じたとき、メールで問い合わせをする機会があります。けれど、企業とのやりとりに慣れていないと「どこまで丁寧にすればいいの?」「何を書けばいいの?」と戸惑ってしまいますよね。ここでは、一般消費者の立場から送る問い合わせメールの書き方を解説します。

基本のポイント

客側のメールでは、以下の点に気をつけると好印象です。

  • 感情的・断定的な表現を避ける
  • 具体的な状況や日時、商品名などを明記
  • 改善や対応を依頼する場合は、丁寧な言い方を選ぶ

トラブル対応時の注意点

商品に不具合があった場合でも、最初のメールでは「怒り」よりも「確認」の姿勢が大切です。企業側も状況を把握しやすくなり、結果的に円滑な対応につながります。

例文

件名:ご提供いただいた商品の不具合について

〇〇株式会社 ご担当者様

はじめまして。〇月〇日に御社オンラインショップにて「△△(商品名)」を購入した田中と申します。
商品を使用したところ、初期不良と思われる症状(動作不良)が見られました。

つきましては、交換対応または修理の可否についてご教示いただけますでしょうか。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご確認をお願いいたします。

問い合わせメール書き方【お店編】|店舗宛に丁寧な内容を送るには

レストランの予約確認、商品の取り置き、営業時間の問い合わせなど、店舗宛てにメールを送るシーンは意外と多いものです。ただし、ビジネスメールほど硬くなくても、礼儀や配慮は欠かせません。ここでは「お店宛メール」の特徴と、ややカジュアルだけど失礼のない文例を紹介します。

お店宛メールの基本構成

  • 宛名:店名+「ご担当者様」または「〇〇店スタッフ様」など
  • 名乗り:フルネーム(初めて連絡する場合)
  • 用件:目的を端的に
  • 詳細:予約日時・人数・確認したい内容など
  • 結び:返信依頼とお礼

こんな表現に注意

・「早く返信ください」はNG → 「お手すきの際にご返信いただけますと幸いです」
・「いつ空いてますか?」は曖昧 → 「〇日または△日で空きはありますか?」と明記

例文

件名:ご予約についてのお問い合わせ

〇〇レストラン様

お世話になります。田中と申します。
来週末のディナーで予約を検討しております。下記の日時に空きがございますでしょうか。

・4月15日(土)18:00〜
・4月16日(日)19:00〜

ご確認のうえ、お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 

商品問い合わせメール例文|在庫確認・詳細質問に使える例

商品に関する問い合わせメールは、購買意欲が高いタイミングで送られることが多く、企業側も真剣に対応する場面です。とはいえ、どのように書けば丁寧かつ簡潔に伝えられるのか迷う人も多いのではないでしょうか?ここでは「在庫の有無」や「スペック確認」などによくある質問を取り上げ、使える例文とあわせてご紹介します。

商品に関する問い合わせの構成

基本構成は以下の通りです。メールマナーを押さえて、相手に配慮ある印象を残しましょう。

  • 件名:商品名と問い合わせ内容が一目で分かるもの
  • 宛名:会社名+担当者名(不明なら「ご担当者様」で可)
  • 名乗り:自分の氏名や所属(必要であれば)
  • 本文:商品名や問い合わせの具体的内容
  • 締め:回答をお願いし、感謝の意を伝える

問い合わせ時の具体的な注意点

商品番号や型番など、特定の情報は正確に記載しましょう。また、「いつまでに回答がほしいか」を伝える場合でも、「お手すきの際に」など柔らかい表現を使うと印象が良くなります。

例文

件名:〇〇(商品名)在庫状況のご確認

株式会社○○○○ ご担当者様

はじめまして。個人で買い物を検討している田中と申します。
御社オンラインストアに掲載されている「◯◯◯(商品名)」について、在庫状況をお伺いしたくご連絡差し上げました。

また、商品のサイズ展開および素材についても、もし差し支えなければご教示いただけますと幸いです。

お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

問い合わせメール例文【個人向け】|フリーランス・副業で使える文面

フリーランスや副業で活動している方が企業へ問い合わせを行う際、「企業っぽさ」と「個人らしさ」のバランスに悩むことが多いです。無理に法人のような書き方をする必要はありませんが、礼儀正しく端的に要件を伝える文章が求められます。

個人で問い合わせる際のポイント

  • 所属や肩書がない場合、自分の職種や活動内容を一文添える
  • 問い合わせ内容は箇条書きで整理しても可
  • 返信が欲しい期限がある場合はその旨を明記

カジュアルになりすぎない言葉選び

個人だからこそ、言葉遣いには気をつけましょう。「◯◯してほしいです」よりも「ご対応いただけますと幸いです」の方が丁寧です。また、連絡手段として電話番号を記載しておくとスムーズなやり取りにつながる場合もあります。

例文

件名:案件に関するお問い合わせ

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

はじめまして。フリーランスでライターをしております田中と申します。
現在、貴社のサービス内容について関心があり、下記の点についてお伺いできればと存じます。

・ライターの外注は現在も募集されていますでしょうか
・報酬体系や納期などの条件について

お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ビジネスメールの問い合わせの締め|好印象で終える定番フレーズ

メールの印象は「書き出し」よりも「締めの言葉」で決まる、と言っても過言ではありません。特に問い合わせメールでは、「失礼なく・丁寧に・次のアクションを促す」表現が求められます。ここでは、使いやすくて相手に配慮が伝わる結びの文例を紹介します。

問い合わせメールに最適な締め方とは?

以下の要素を含んだ表現が望ましいです。

  • 返信をお願いする文
  • 相手の手間を思いやる文
  • 感謝の言葉

避けたい表現

・「至急お願いします」→一方的で高圧的な印象
・「よろしくです」→ビジネスには不適切な略語

好印象な締めフレーズ例

・お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。
・ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
・ご教示いただけますと幸いです。
・ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。
・引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 

ビジネスメール問い合わせのコツ【初心者向け完全ガイド】

ビジネスメールで問い合わせを送るとき、「どんな構成にすればいいの?」「文面が固すぎないかな?」と不安になること、ありますよね?とくに初めての方にとっては、正しいマナーや伝わりやすい文の作り方がわかりづらいもの。ここでは初心者の方でも迷わないよう、基本の書き方と注意点、好印象につながるテクニックをしっかり解説します!

まず押さえるべき基本構成

ビジネスメールでの問い合わせは、内容が分かりやすい構造になっているかが大切です。以下の構成を参考にしてください。

  • 件名:要件がすぐにわかるタイトル(例:商品についての問い合わせ)
  • 宛名:部署名または担当者名+「様」
  • 自己紹介:自分の氏名、所属、用件の簡潔な説明
  • 本文:質問内容、背景、具体的な情報
  • 締めの言葉:回答への感謝と今後のやりとりへの希望

初心者がやりがちなNGポイント

・挨拶なしで本題に入る
・件名が曖昧すぎる
・敬語が二重敬語になっている
こうした点は受け取った相手の印象を下げてしまうため、事前に見直すクセをつけましょう。

やり取りを円滑にする工夫

時間指定(◯日までに返信いただけると幸いです)や、連絡手段の提示(電話番号など)を文末に入れておくと、やりとりがスムーズになります。また、迷惑メールに紛れないよう、件名には具体的なワードを入れると効果的です。

【保存版】ビジネスメール問い合わせ例文まとめ10選

ビジネスシーンでは、あらゆる場面で「問い合わせメール」が活躍します。ただし、状況によって適切な文面やトーンが変わってくるため、万能なテンプレだけでは対応しきれないのが現実。ここでは、現場でよく使われる問い合わせパターン別に、10例すべて具体的に網羅して紹介します。テンプレートとしてそのまま使っても、カスタマイズのベースにしてもOKです!

① 商品の在庫確認

件名:商品〇〇の在庫状況について

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

いつも大変お世話になっております。
御社の商品「〇〇〇〇」の購入を検討しておりますが、現在の在庫状況をお伺いしたくご連絡いたしました。
お手数ですが、ご確認のうえご返答いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

② 見積もりの依頼

件名:見積もりご依頼の件

株式会社〇〇〇〇 営業部 ご担当者様

お世話になっております。
下記のサービスについて見積書をご送付いただけますでしょうか。
・サービス名:〇〇〇〇
・内容:〇〇の導入・運用

お手数ですが、PDF形式でメール添付にてご対応いただけますと助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

③ 納期の確認

件名:〇〇製品の納期に関するお問い合わせ

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

先日ご案内いただいた〇〇製品について、納期の確認のためご連絡いたしました。
納品予定日が差し迫っているため、最新のスケジュールをご共有いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

④ サービスの詳細説明の依頼

件名:サービス内容の詳細説明について

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

ホームページにて「〇〇サービス」を拝見しました。
導入を前向きに検討しておりますが、より詳細な機能・料金体系などを教えていただきたく存じます。
資料がございましたら、あわせてご送付をお願いいたします。

ご多忙の折恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

⑤ 担当者変更の連絡と問い合わせ

件名:担当者変更のご連絡とご確認事項

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

このたび、当プロジェクトの担当が変更となりましたため、ご連絡申し上げます。
新担当:〇〇〇〇(メールアドレス:xxxxx@sample.co.jp)
あわせて、進行中の案件について以下の点をご確認いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

⑥ 契約内容の確認

件名:契約内容に関するご確認

株式会社〇〇〇〇 契約担当者様

お世話になっております。
現在進行中の契約書第3条について、ご説明いただきたい点がございます。
お手すきの際にご教示いただけますと助かります。

ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

⑦ 不具合・障害に関する問い合わせ

件名:システム不具合についてのお問い合わせ

株式会社〇〇〇〇 サポート窓口ご担当者様

現在、御社の提供する〇〇システムにて、下記の不具合が発生しております。
・発生日:2025年5月1日 午前10時頃
・現象:ログイン後のダッシュボードが表示されない

至急のご対応をお願いできましたら幸いです。

⑧ セミナー・イベントへの参加申し込み

件名:【参加希望】〇〇セミナーのお申込み

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

貴社主催の〇〇セミナー(開催日:2025年6月10日)への参加を希望いたします。
以下の情報にて申し込みをお願いできますでしょうか。
氏名:〇〇〇〇
会社名:〇〇株式会社
連絡先:xxxxx@example.com

どうぞよろしくお願いいたします。

⑨ サンプル品・デモ機の依頼

件名:サンプル品提供のお願い

株式会社〇〇〇〇 営業部 ご担当者様

現在導入を検討している〇〇商品について、可能であればサンプル品のご提供をお願いしたくご連絡差し上げました。
ご対応が可能かどうか、ご教示いただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

⑩ アフターサービスについての問い合わせ

件名:〇〇製品のアフターサービスについて

株式会社〇〇〇〇 ご担当者様

先日納品いただきました〇〇製品について、アフターサービスの範囲およびサポート方法について確認したく、メールいたしました。
製品番号:XX-0000
保証期間内の修理対応の可否など、詳細をご教示いただけますと助かります。

どうぞよろしくお願いいたします。

この10選をベースにすれば、ほとんどのビジネスシーンでの問い合わせメールに対応可能です。内容をそのまま使用するのではなく、自分の状況に合わせてカスタマイズすることが重要です。相手への敬意と要点の明確さを忘れず、落ち着いた文面を心がけましょう!

ビジネスメール問い合わせを総括

  • 宛名は会社名と担当者名を正確に書く
  • 初対面の相手には定型挨拶を使う
  • 自己紹介は所属と氏名を明記する
  • 用件は箇条書きで端的にまとめる
  • 締めには感謝とお願いの一文を添える
  • 「ご教示ください」など敬語を適切に
  • 「御社」ではなく「貴社」を使用する
  • 二重敬語や曖昧表現は避ける
  • 感情的な言い回しは控える
  • 返信依頼は柔らかい表現を選ぶ
  • 署名には連絡先を明記して信頼感を出す
  • 文面は簡潔にしつつ丁寧さを忘れない
  • 用途に応じた表現や語尾を調整する
  • 質問は具体的に列挙し誤解を防ぐ
  • 構成を守れば印象アップにつながる
ABOUT ME
執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。