ビジネスメール PR

ビジネスメール返信の書き出し完全版|相手別の例文とマナー集

business_email_reply_text_centered
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ビジネスメールの返信って、最初の一文がとにかく難しいと感じたことはありませんか?
とくに初めての相手や、丁寧な書き出しが求められる場面では「これで失礼じゃないかな?」と不安になるものです。

そんな不安、実は誰もが抱えているごく自然なものなんです。返信了解の一言も、「メール返信はお礼だけでいい?」と悩んだり、2回目以降の書き出しをどう変えるべきかでつまずくケースも多く見られます。

この記事では、ビジネスメール返信 書き出しに関するマナーから例文までをわかりやすく紹介します!初対面や社外対応などのシーン別に、メール書き出し挨拶や返信の書き出しの例文を交えて徹底解説。即使える表現を探している方、必見です!

  • ビジネスメール返信書き出しの基本構成を理解できる
  • 相手別に使い分ける敬語表現や例文が把握できる
  • NGとなるカジュアル表現や書き出し例も学べる
  • 信頼される書き出しに必要なマナーが整理されている 

ビジネスメール返信書き出しの基本|失礼のない定番例

Basics of writing business email replies Polite examples
  • ビジネスメール書き出し例文|まず押さえる基本形
  • メール書き出し挨拶|定番のビジネス挨拶表現
  • 返信の書き出しの例文|よく使う文型と使い方
  • ビジネスメール返信例文|やりとり別のテンプレ集
  • ビジネスメール返信のお礼|感謝を伝える書き出し
  • メールの丁寧な書き出しの例文|印象アップのコツ

ビジネスメール書き出し例文|まず押さえる基本形

ビジネスメールにおける書き出し部分は、第一印象を左右する極めて重要なパートです。本文の内容にどれほど気を遣っても、冒頭でつまずけば相手に不信感を与えることもあるため、ここでは「まず押さえておきたい基本の型」をご紹介します。

書き出しの基本構成

ビジネスメールの書き出しは、一般的に以下の3ステップに分かれます。

  • 宛名(相手の役職+名前)
  • 挨拶(時候の挨拶または簡潔な挨拶)
  • 名乗りとメール送信の目的

この順番が乱れていると、読みにくい印象や非礼な印象を与えてしまいます。特にビジネスシーンでは「誰から」「なぜ」送られてきたのかが即座に分かる構成が求められます。

使用を避けたい表現

例えば「どうも」「お疲れ様です」など、カジュアルすぎる語調は避けた方が良いでしょう。特に初対面の相手に対しては失礼に受け取られる可能性があります。

基本例文

株式会社○○ 営業部 ○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の□□と申します。
本日は、○○の件についてご連絡差し上げました。

このように丁寧かつ簡潔に、そして目的が明確な構成が理想です。

メール書き出し挨拶|定番のビジネス挨拶表現

メールの書き出しにおける挨拶文は、相手との関係性や季節、送信時間帯に応じて柔軟に使い分ける必要があります。ここではビジネスメールでよく使われる定番挨拶フレーズを紹介します。

季節の挨拶を取り入れる

特に日本のビジネスシーンでは、季節感のある挨拶が好印象を与えることがあります。以下のようなフレーズがよく使用されます。

  • 春:「春暖の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
  • 夏:「酷暑の折、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。」
  • 秋:「秋冷の候、貴社ますますご発展のことと存じます。」
  • 冬:「年末のご多忙の折、何卒ご自愛くださいませ。」

いつでも使える定番挨拶

以下の挨拶は、季節を問わずどんなシーンでも無難に使えます。

  • 「いつも大変お世話になっております。」
  • 「平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。」

定番挨拶の例文

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
株式会社□□の○○です。
本日は、○○についてご相談がありご連絡いたしました。

こうした丁寧な挨拶により、信頼感を醸成し、スムーズなやり取りに繋がります。

返信の書き出しの例文|よく使う文型と使い方

メールへの返信時には、特に冒頭での礼儀が求められます。ここでは、頻繁に使用される返信メールの書き出し文型と使い方のコツをご紹介します。

返信でよく使われるフレーズ

相手のメールに対して丁寧な姿勢を示すためには、以下のような文型が定番です。

  • 「ご連絡ありがとうございます。」
  • 「早速のご返信、誠にありがとうございます。」
  • 「お忙しい中、ご返信をいただき感謝申し上げます。」

どれも相手への敬意をしっかり表現できるため、ビジネスに適しています。

相手の内容を一部引用する

返信の文頭で相手の主旨を一文要約すると、理解度や丁寧さが伝わります。

返信の書き出し例文

このたびは、ご丁寧なご連絡をいただきありがとうございます。
ご提示いただきました○○の件、拝見いたしました。

相手とのやり取りをスムーズにし、互いに気持ちよく業務を進めるためには、丁寧で明確な書き出しが不可欠です。

ビジネスメール返信例文|やりとり別のテンプレ集

ビジネスメールのやりとりにおいては、シチュエーションごとに適した返信の書き出しが求められます。一律の書き方では、相手にそっけない印象を与えてしまうことも。ここでは、場面別に使えるテンプレートをご紹介します。

依頼への返信

業務依頼に対する返信では、まず受領の意思と丁寧な確認が大切です。

ご依頼の件、確かに承りました。
詳細につきましては、後ほど確認の上、改めてご連絡いたします。

資料送付へのお礼返信

資料やファイルを送ってもらった場合は、感謝と確認の旨を伝えると印象が良くなります。

資料をお送りいただき、誠にありがとうございます。
内容を確認し、必要に応じて対応させていただきます。

日程調整への返信

スケジュール調整に対する返信は、承諾・再提案・保留など、状況に応じた言い回しが必要です。

ご提案いただいた日程で問題ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

このように、相手の意図や状況に配慮した返信テンプレートを用意しておくことで、対応がスムーズになります。

ビジネスメール返信のお礼|感謝を伝える書き出し

相手からメールをいただいた際の返信では、「ありがとう」の気持ちを明確かつ丁寧に伝える表現が好まれます。形式的な挨拶ではなく、文面から人柄が感じられることが信頼感にもつながるのです。

基本的な感謝の書き出し

最も使いやすく、汎用性の高い例文は以下のようになります。

ご丁寧なご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
お忙しい中ご対応いただき、心より感謝申し上げます。

取引先や顧客に対する丁寧なお礼

ビジネスパートナーに対しては、より礼儀正しい文面が必要です。

このたびは、迅速なご連絡をいただき誠にありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

目上の方に向けた丁重なお礼

社内外の上司や先輩には、謙譲語を含めた表現で配慮を見せましょう。

早速のご返信を賜り、誠にありがとうございます。
ご配慮に深く感謝申し上げます。

このような「お礼の書き出し」は、メール全体の印象を左右する大切な部分。定型表現であっても、相手の立場や状況に応じて調整することが重要です。

メールの丁寧な書き出しの例文|印象アップのコツ

ビジネスメールでは、いかに丁寧で読みやすい書き出しを実現するかがポイントになります。特に初めてのやりとりや、大事な商談前のメールでは、冒頭の印象で信頼を得られるかどうかが決まることも。

フォーマルな印象を与える書き出し

定番の挨拶フレーズを少しアレンジすることで、より柔らかく、かつ格式のある文面が作れます。

いつも格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
株式会社〇〇の△△と申します。
本日は貴重なお時間を頂戴し、誠に恐れ入ります。

好感度の高い語彙の使い方

「感謝」「恐縮」「ご多忙中」など、相手を思いやる語句を盛り込むと、より丁寧な印象になります。

避けたい表現

・「どうもです」
・「お疲れ様です(社外)」
・「連絡しました(ぶっきらぼうな印象)」

これらはビジネス文書には不向きです。社外の方には特に注意しましょう。

公的情報参考リンク

ビジネスマナーに関する基本事項は、以下のページも参考になります:
経団連|ビジネスマナー特集

このように、言葉選びと構成にひと手間をかけることで、相手の心に届くメールになります。

ビジネスメール返信書き出し応用例|相手別・状況別まとめ

Examples of how to write a reply to a business email Summary by recipient and situation
  • 【ビジネスメール】初めての相手返信書き出し|失礼のない一文とは
  • 【ビジネスメール】初めての相手返信例文|第一印象を良くする表現
  • 【ビジネスメール】返信了解|簡潔に了承を伝える方法
  • メール返信はお礼だけでも大丈夫?|注意点と書き方
  • ビジネスメールの2回目以降の書き出し|自然な変化のつけ方
  • ビジネスメールの書き出しは返信ありがとう?|使っていい?ダメ?
  • 【ビジネスメール】返信の書き出しを総括

【ビジネスメール】初めての相手返信書き出し|失礼のない一文とは

初めての相手に返信するビジネスメールは、第一印象を決める非常に重要な場面。とくに書き出し部分では、礼儀をわきまえつつ、好印象を与える文面が求められます。

初対面のビジネス相手に意識すべきポイント

・相手の役職や立場を尊重した表現を使う
・名乗りを必ず最初に入れる
・フランクすぎる語調や短縮語は避ける

避けたい失礼なパターン

・「お世話になってます(初対面)」
・「どうもです」
・件名に「RE:」だけで本文がそっけないケース

例文:失礼なく印象をよくする書き出し

突然のご連絡失礼いたします。
株式会社〇〇の△△と申します。
このたびは、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。

このような丁寧な名乗りと相手への配慮を最初の1~2行に込めることで、初対面でも安心感のあるやり取りが生まれます。なお、企業や公的機関の名称表記には細心の注意を払いましょう。

【ビジネスメール】初めての相手返信例文|第一印象を良くする表現

初対面の方へ返信する際は、丁寧でありながらも読みやすく、信頼感を与える文章がカギになります。堅苦しすぎず、かといってフレンドリーすぎない中間を狙いましょう。

第一印象に影響する要素

・名乗りと挨拶をセットで行う
・依頼や質問に対して明確に回答する
・結びの言葉で印象を引き締める

例文:初めての相手に対する返信例

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇様

平素より大変お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。
このたびはご連絡いただき、誠にありがとうございました。
いただきました内容につきまして、以下の通り回答申し上げます。

文章のトーンは、少し硬めくらいがちょうど良いです。カジュアルになりすぎると、初回のやり取りではマイナス印象となることがあるため要注意。また、社名や肩書の正確性にも気を配りましょう。

【ビジネスメール】返信了解|簡潔に了承を伝える方法

ビジネスシーンで「了解しました」と伝える場面は非常に多いですが、その表現には注意が必要です。シンプルな言葉だからこそ、相手に不快感を与えないよう丁寧さが求められます。

「了解しました」はNGなのか?

「了解」は敬語としては不完全な表現。ビジネスマナー上では、目上の相手には「承知しました」「かしこまりました」が推奨されます。

承諾の伝え方:適切な言い換え例

・承知いたしました。
・かしこまりました。
・ご指示の通り、対応いたします。

例文:了承の返信メール

ご連絡ありがとうございます。
内容、確かに拝受いたしました。
ご指示の件、承知いたしましたので、予定通り対応を進めてまいります。

このように、相手の立場を考慮した柔らかい言い回しを選ぶことで、単なる「了解しました」よりも断然スマートな印象になります。
さらに、返信後の対応内容を一言添えると、やり取りの質が向上します。

メール返信はお礼だけでも大丈夫?|注意点と書き方

ビジネスメールで、いただいた内容に対して「お礼」だけで返信してもいいのか迷ったこと、ありませんか?実は、そのまま送ってしまうと内容次第では失礼に受け取られるリスクもあるんです。

お礼だけで済ませてもOKなケース

・明確な依頼や質問が含まれていない連絡 ・単なる報告や連絡通知への返信 ・一度完結しているやりとりへの「ありがとう」だけの返答
このような場面では、お礼だけの返信でも差し支えないことが多いです。

注意が必要なシチュエーション

・先方が明らかに対応を期待している場合 ・質問や提案に対して返答が必要なとき ・お礼のみだと素っ気なく見える可能性がある相手とのやりとり
このような場合は、一言でもいいので「今後の対応」や「参考になった旨」などを添えると、丁寧な印象になります。

お礼だけの返信|例文

ご連絡ありがとうございました。
いただいた内容、拝見いたしました。
ご配慮に感謝申し上げます。

簡潔な返信でも、言葉選び次第で「思いやり」が伝わります。特に社外や目上の相手には注意を払うようにしましょう。

ビジネスメールの2回目以降の書き出し|自然な変化のつけ方

初回のメールで丁寧な書き出しをしたあと、2回目以降のやりとりではどう始めるべきか迷う方も多いはず。毎回同じ文面だと違和感を与える一方、崩しすぎると軽く見られることもあるため、自然な変化が重要なんです。

同じ表現の繰り返しはNG

「お世話になっております」を毎回最初に入れていませんか?もちろん間違いではありませんが、メールが数回続く中で何度も同じ書き出しは単調な印象になります。

おすすめのバリエーション

・「ご返信ありがとうございます」 ・「引き続きよろしくお願いいたします」 ・「本件について補足させていただきます」 ・「早速のご確認ありがとうございます」
こういった言い回しを使うと、内容の流れに合った自然な導入ができます。

2回目以降の書き出し例

ご返信ありがとうございます。
早速ですが、以下の通り補足させていただきます。

2回目、3回目とやり取りが続く際には、「前回」「前述」などを活用しながら自然に文脈をつなげていきましょう。

ビジネスメールの書き出しは返信ありがとう?|使っていい?ダメ?

「返信ありがとう」というフレーズ、カジュアルすぎてビジネスでは使ってはいけないと思っていませんか?でも、実際のところは使い方と相手によって変わるんです。

「返信ありがとう」は本当にNG?

結論から言うと、社内メールや親しい関係性のある相手には問題ありません。ただし、社外の目上の方や初対面の方に対しては避けるのがベターです。敬語としては不十分な印象を与えてしまいます。

敬語での言い換え表現

・「ご返信いただき、ありがとうございます」 ・「ご連絡を頂戴し、感謝申し上げます」 ・「早速のご連絡、誠にありがとうございます」
こうした丁寧な表現であれば、どんな相手にも安心して使えます

例文:適切な返信の書き出し

ご返信いただき、ありがとうございます。
頂戴したご連絡を拝見し、下記の通り対応させていただきます。

あえてくだけた表現を使う必要はありません。誰に対しても失礼にならない書き出しを選べば、ビジネスの場でも好印象を維持できます。

【ビジネスメール】返信の書き出しを総括

  • 宛名は役職+氏名で記載する
  • 冒頭は丁寧な挨拶を選ぶ
  • メールの目的は明確に伝える
  • 初対面では名乗りを必ず入れる
  • 感謝は書き出しで伝える
  • 時候の挨拶を季節に応じて使う
  • 「お疲れ様」は社外では避ける
  • 返信時は相手の内容に触れる
  • 同じ書き出しは毎回使わない
  • 社外には「返信ありがとう」は避ける
  • 了承は「承知しました」と敬語で伝える
  • お礼だけの返信は文脈を選ぶ
  • 2回目以降は簡潔な導入に変える
  • 返信例は目的別に使い分ける
  • 文末も丁寧に締めくくる

ABOUT ME
執筆者
「メール文例ナビ」管理人の中村優子(Nakamura Yuko)です。当サイトに訪れてくださりありがとうございます。 経歴・背景 私は、長年ビジネスマナー講師や企業向けのビジネスコミュニケーション指導に携わってきました。 企業で働く中で、多くの方が「適切なメールの書き方がわからない」「伝えたい内容を的確に表現したい」と悩んでいる様子を目にしてきました。 ビジネスでもプライベートでも、適切な文例を使って円滑なコミュニケーションを築けるようお手伝いしたいと思い、「メール文例ナビ」を立ち上げました。